「広報とよかわ」2023年5月号（特集）

特集　みんなおいでよ！赤塚山公園がリニューアル

豊川市の中央部に位置する赤塚山公園は、平成5年の市制施行50周年に開園しました。約25ヘクタールの広大な園内には、四季折々の美しい風景が楽しめる梅園や花しょうぶ園の他、淡水魚水族館「ぎょぎょランド」や動物との触れ合い体験ができる「アニアニまある」、各種イベントやスポーツで利用できる多目的広場などがあり、市内外から訪れる多くの人でにぎわっています。また、古墳などの史跡が残されていたり、バードウオッチングや自然観察会などが開催されたりするなど、貴重な学びの場ともなっています。
赤塚山公園では、今年7月に開園30周年を迎えるにあたり、リニューアルに向けた施設整備を行ってきました。「アニアニまある」に小動物の畜舎などを新設した他、水の広場には、「見て」「触れて」楽しめる新たな噴水が加わりました。また、わくわくパーク（旧芝生広場）には大型遊具を設置。さらに、ぎょぎょランド前に屋根付きの休憩スペースや民間事業者と連携した飲食物販店を開設しました。今回の特集では、新しくなった赤塚山公園の見どころや魅力を紹介します。詳しいことは、公園緑地課（電話：0533-89-2176）へお問い合わせください。

赤塚山公園マップ

梅園
25種273本の梅の木が植えられ、赤や白、ピンクの花を色とりどりに咲かせます。早咲き種から遅咲き種まで長く楽しむことができ、例年2月中旬から3月上旬が見頃となります。
花しょうぶ園
例年5月下旬以降、約5千株のハナショウブが見頃となります。桟橋風の園路や休憩所などがあり、ゆっくりと散策しながら花を鑑賞することができます。
市民のスクエア
各種イベントやサッカーなど多目的に利用できる人工芝の広場。ステージ裏はボランティアによってカラフルな動物たちで彩られ、写真スポットの一つとなっています。
ぎょぎょランド
東三河を流れる豊川にすむ生き物約100種2千匹を、可能な限り生息環境に近付けて展示。国の天然記念物と絶滅危惧種に指定されている「ネコギギ」の繁殖に5年連続で成功しています。
展望楼
弘法山の頂上部にある展望楼。ボランティアによって再塗装された展望台からは市内を一望することができます。ぜひ足を運んでみてください。
わくわくパークの昆虫遊具
きれいに塗られてピカピカになったよ！
アート平板
緑に囲まれた「風の散歩道」には、豊川市出身の絵本作家・かべやふようさんが描いた、90センチ・90センチのアート平板が埋め込まれています。わくわくパークへの行き帰りにはぜひ歩いてみてください。
赤塚山公園園長　柴谷 好輝
平成5年に「大人から子どもまで楽しめるよくばりな総合公園」として開園した赤塚山公園が、リニューアルによりさらに充実した公園に生まれ変わりました。今後も、これまで以上に幅広い世代の方に楽しんでいただくことができるよう、さまざまなイベントを予定しています。皆さんのご来園と素敵な笑顔をお待ちしています。

水の広場

高岸　祐子さん、功一さん
見て触れて、水の動きを楽しもう！
噴水のライトアップも楽しめるようになりました
これまでの木の根をモチーフとしたデザインを残して、新たに2種類の噴水を設置しました。気軽に水と触れ合い、いろいろな水の動きを楽しむことができます。
水の広場には、リニューアル前から、子どもを連れてよく来ていました。噴水の種類が増え、水の広場の周りに子どもの見守りスペースが設けられたのもうれしいです。これから暑くなるので、たくさん遊びに来たいです。

アニアニまある

飼育員　杉浦　明美
かわいい動物たちとたくさん触れ合える
アニアニまあるには、ヤギ、ウサギ、モルモット、ポニーなどがいます。開園当初からあるニワトリの遊具はそのままに、小動物の畜舎やポニーの乗馬体験ができる「もふもふ広場」を新設しました。
ウサギやモルモットなどの畜舎が新しくなり、動物たちがより健康で快適に過ごせるようになりました。乗馬体験「ポニーにのってみよう」は9月開始予定です。楽しみに待っていてくださいね。

わくわくパーク

重松　美幸さん、陽莉さん、蓮人さん
市内最大の大型遊具が誕生
大きなカブトムシにも乗れちゃうよ
ぎょぎょランド方面から「風の散歩道」を抜けた先にあるわくわくパークに、市内最大の遊具が新たに設置されました。昆虫型の遊具や緑豊かな周囲の風景に合わせ、森の中に咲く巨大な花を表現しています。大きなトランポリンの他、4種類の滑り台や砂場などがあり、楽しく遊ぶことができます。
市内に住んでいますが、近場では、こんなに大きな遊具で遊べる公園がなかったのでうれしいです。カラフルな遊具は見ているだけでわくわくします。トランポリンや砂場など、いろいろな遊び方ができるので子どもたちも大喜びです。

あかつかテラス

イトコー　田中　康夫さん
木の温もりあふれる憩いの場
水の広場が見える休憩スペースはイートインスペースとしても利用できます。「食」・「自然」を中心ににぎわいを創出するため、民間事業者と連携した飲食物販店を備えています。木のテーブルとベンチがある大屋根付きの休憩スペースで、ゆったりとくつろぐことができます。
自然との調和に配慮し、木を五感で楽しんでもらうため、テーブルやベンチは地元の木材を活用しています。来園した皆さんに立ち寄ってもらい、笑顔あふれる場となればうれしいです。