「広報とよかわ」2021年9月号(特集)

更新日:2025年01月30日

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第14回豊川市市民意識調査

市民の皆さんの意見や要望を幅広く正確にとらえ、市民参加の市政を進めるために、5月に「第14回豊川市市民意識調査」を実施しました。この調査では、市内にお住まいの18歳以上の方の中から5000人の方を無作為に選び、現在の生活環境やこれからのまちづくりについてお聴きしました。回答率は、55.1パーセントでした。
今回の特集では、この市民意識調査の結果についてお知らせします。詳しいことは、秘書課(電話:0533-89-2121)へ、お問い合わせください。

市の住みよさ

市の住みよさについて、「住みよい」と「どちらかといえば住みよい」という回答を合わせると、66.8パーセントでした。一方、「どちらかといえば住みにくい」と「住みにくい」という回答を合わせると、4.2パーセントでした。

市政の満足度と重要度

市政に関して、「安全・安心」「健康・福祉」「建設・整備」「教育・文化」「産業・雇用」「地域・行政」の6分野、49項目の「満足度」と「重要度」について、左表のとおり5段階で評価していただきました。

  • 非常に重要、満足:評価点 +2
  • やや重要、まあ満足:評価点 +1
  • さほど重要でない、やや不満:評価点 -1
  • 重要でない、不満:評価点 -2
  • わからない:評価点 0

市政の満足度

市政における満足度については、「水道水の安全・安定供給」「緑・自然の豊かさ」「ごみ処理対策」「買い物の利便性」「生活における衛生環境」が高くなっています。一方で、満足度の低いものは次のとおりです。

満足度ワースト5
  • 歩行者にとっての道路の安全性(-0.30)
  • 公共交通機関の利便性(-0.20)
  • 中心市街地の活性化(-0.16)
  • 観光の振興(-0.15)
  • 道路の整備状況(-0.10)

市政の重要度

市政における重要度については、全項目において、プラスとなっています。その中で、特に重要度の高いものは次のとおりです。このうち4項目は「安全・安心」分野の項目となっているため、この分野が特に重要視されていることがうかがえます。

重要度トップ5
  • 救急体制(1.51)
  • 医療環境(1.51)
  • 地震などに対する防災対策(1.48)
  • 歩行者にとっての道路の安全性(1.46)
  • 水道水の安全・安定供給(1.40)

市政の優先度

優先度は、今後の施策の強化が望まれていることを表すもので、満足度が低く重要度の高い項目ほど高い値を示します。優先度の高い項目は、下表のとおりとなっています。このうち4項目は「安全・安心」分野の項目となっているため、この分野の施策の強化が望まれていることがうかがえます。

優先度トップ5

(注記)優先度は、「重要度-満足度」で算出し、値が大きいものを優先度が高いと評価しています。

  • 歩行者にとっての道路の安全性(1.76) 満足度:-0.30、重要度:1.46
  • 地震などに対する防災対策(1.49) 満足度:-0.01、重要度:1.48
  • 防犯対策(1.40) 満足度:-0.01、重要度:1.39
  • 交通安全対策(1.30) 満足度:0.09、重要度:1.39
  • 雇用の安定・勤労者支援(1.24) 満足度:-0.06、重要度:1.18

分野別に見た満足度と重要度の評価点の傾向

分野:安全・安心

満足度と重要度の評価点の傾向:満足度は「水道水の安全・安定供給」「ごみ処理対策」で高く、「歩行者にとっての道路の安全性」で低くなっている。重要度は「救急体制」で高くなっている。

分野:健康・福祉

満足度と重要度の評価点の傾向:満足度は「健康づくり」「医療環境」で高く、「経済的な自立支援」で低くなっている。重要度は「医療環境」「子どもを生み、育てる環境」で高くなっている。

分野:建設・整備

満足度と重要度の評価点の傾向:満足度は「緑・自然の豊かさ」で高く、「公共交通機関の利便性」で低くなっている。重要度は「道路の整備状況」「公共交通機関の利便性」で高くなっている。

分野:教育・文化

満足度と重要度の評価点の傾向:満足度はすべての項目でプラスの評価となっている。重要度は「学校の指導や取り組み」で高くなっている。

分野:産業・雇用

満足度と重要度の評価点の傾向:満足度は「買い物の利便性」で高く、「中心市街地の活性化」で低くなっている。重要度は「雇用の安定・勤労者支援」で高くなっている。

分野:地域・行政

満足度と重要度の評価点の傾向:満足度は「地域のつきあいや人間関係」「人権の尊重」で高く、「職員の定員適正化」で低くなっている。重要度は「道路、橋などの適正な維持管理」で高くなっている。

分野別の結果

(注記)「安全・安心」「健康・福祉」「建設・整備」「教育・文化」「産業・雇用」については、上位10項目だけを掲載しています。

安全・安心

交通安全・防犯対策や防災対策、衛生環境などについて、行政に期待することや日ごろの生活で気を付けていることをお聴きしました。その中で、優先度の高い「交通安全対策」「防犯対策」と「防災対策」にかかる調査の結果をお知らせします。

質問 交通安全・防犯対策について行政へ期待すること(3つまで選択)
  1. 連区・町内会による防犯カメラの設置に対する支援(55.8パーセント)
  2. 連区・町内会による防犯灯の設置に対する支援(49.2パーセント)
  3. 高齢者の運転免許証自主返納への支援(46.7パーセント)
  4. 防犯ボランティア活動(子どもの見守り)などに対する支援(41.1パーセント)
  5. 青色パトロール車などによるパトロール(23.6パーセント)
  6. ボランティアとして交通安全活動を行う交通安全指導隊への支援(16.9パーセント)
  7. 各小学校区1人ずつの交通指導員の配置(12.1パーセント)
  8. 各校区の安全なまちづくり推進協議会への支援(11.1パーセント)
  9. 交通安全を学べるイベントの開催(9.3パーセント)
  10. 防犯にかかる啓発活動、講座開催、防犯グッズ紹介(8.1パーセント)
質問 地震に備えて行っている対策(複数選択可)
  1. 懐中電灯、携帯ラジオの用意(68.4パーセント)
  2. 非常用食糧や飲料水の用意(59.0パーセント)
  3. 家具類の転倒防止(39.5パーセント)
  4. 避難場所、避難経路の確認(35.4パーセント)
  5. 非常時の家族との連絡方法、集合場所の確認(32.3パーセント)
  6. 救急医療品の用意(25.9パーセント)
  7. 棚の上の物が落ちないように整理(24.4パーセント)
  8. 貴重品など非常持出品確認(23.5パーセント)
  9. 消火器など消火器具の用意(23.1パーセント)
  10. 窓ガラスの飛散防止(9.3パーセント)

健康・福祉

子育て環境の充実について行政が取り組むべきこと、健康の維持や増進のために心掛けていることをお聴きしました。その中から、「子育て環境」と「健康・医療」にかかる調査の結果をお知らせします。

質問 子育て環境の充実について行政が取り組むべきこと(3つまで選択)
  1. 子育てに掛かる費用負担を減らす(47.5パーセント)
  2. 子どもの防犯・安全対策を充実する(34.8パーセント)
  3. 児童虐待や非行・犯罪の未然防止、早期対応などの支援対策を充実する(28.0パーセント)
  4. 出産・育児後の職場復帰や職場確保を支援する(24.0パーセント)
  5. 育児休暇取得の促進など子育てしやすい職場環境をつくる働き掛けをする(20.7パーセント)
  6. 放課後児童クラブなどの放課後児童対策を充実する(18.4パーセント)
  7. 児童館など子ども連れで出掛けやすい場所を整備する(17.8パーセント)
  8. 未就学児の保育サービスを充実する(15.3パーセント)
  9. 子ども食堂などの子どもの貧困対策を充実する(13.1パーセント)
  10. 障害児に対する制度を充実する(10.7パーセント)
質問 健康の維持・増進のために心掛けていること(複数選択可)
  1. 睡眠を十分に取るなど、規則正しい生活に努めている(51.7パーセント)
  2. 食事のバランスに気を配り、肥満予防などに努めている(51.4パーセント)
  3. 定期的な健康診断を受け、健康管理に努めている(48.8パーセント)
  4. 歯科医院に定期的(1年に1回以上)に受診している(40.7パーセント)
  5. 酒・たばこ、コーヒーなどのし好品の取り方に気を配っている(37.9パーセント)
  6. 自分のストレス解消法を見つけ、ストレスを解消している(37.2パーセント)
  7. ウォーキング、健康体操、グラウンド・ゴルフなどの運動をしている(31.0パーセント)
  8. 日常生活で、身体活動を増やし、体力の維持に努めている(28.9パーセント)
  9. いつでも相談できる身近なかかりつけ医を持っている(26.6パーセント)
  10. 健康食品やサプリメント、特定保健用食品などを利用している(25.5パーセント)

建設・整備

ここでは、公共交通機関の利便性、道路・河川や公園の整備、緑地の保全について行政に期待することをお聴きしました。その中で優先度の高い「公共交通機関」と「道路の整備状況」にかかる調査の結果をお知らせします。

質問 公共交通機関の利便性について行政へ期待すること(3つまで選択)
  1. 駅周辺に駐車場を増やす(34.8パーセント)
  2. 割引券などの提供や運賃の値下げにより、利用者の負担を減らす(30.8パーセント)
  3. 電車とバス、バス同士の乗り継ぎをしやすいようにする(30.5パーセント)
  4. 駅前ロータリーなどの送迎用スペースを整備する(28.4パーセント)
  5. 電車とバスが連携した時刻表や公共交通マップを提供する(24.0パーセント)
  6. 駅やバス停周辺の歩道の段差改善やノンステップバスの導入などのバリアフリー化を進める(22.7パーセント)
  7. バスの運行本数を増やす(21.6パーセント)
  8. バス停に、屋根、ベンチなどの待合設備に充実を進める(19.1パーセント)
  9. バス停を増やす(17.0パーセント)
  10. バスが運行する時間帯を長くする(5.2パーセント)
質問 道路の整備について行政へ期待すること(3つまで選択)
  1. 傷んでいる舗装をやり直す(40.6パーセント)
  2. 歩道を整備する(29.4パーセント)
  3. ガードレールやカーブミラーなどの安全施設を設ける(28.2パーセント)
  4. 自動車道を整備する(26.3パーセント)
  5. 道路照明等を設置する(22.7パーセント)
  6. 道路幅を広げる(20.0パーセント)
  7. 主要交差点に右折レーンを設置する(19.4パーセント)
  8. 道路の側溝を整備する(16.8パーセント)
  9. 電線などの地中化を進める(14.5パーセント)
  10. 路上駐車や歩道上の占拠物をなくすように啓発する(12.7パーセント)

教育・文化

学校とのかかわりへの関心、生涯学習の活動状況、スポーツや運動の頻度、文化・芸術の振興のために行政が取り組むべきことをお聴きしました。その中から、「学校教育」と「文化・芸術」にかかる調査の結果をお知らせします。

質問 学校とのかかわりに対する意識
  1. 積極的に、かかわりを持っていきたい(8.9パーセント)
  2. どちらかといえば、かかわりを持っていきたい(39.6パーセント)
  3. どちらかといえば、かかわりを持ちたくない(12.2パーセント)
  4. できるだけ、かかわりを持ちたくない(6.8パーセント)
  5. わからない(31.0パーセント)
  6. 無回答(1.5パーセント)
質問 文化・芸術の振興について行政が取り組むべきこと(3つまで選択)
  1. 体験型の講座などを開催し、子どものときから文化芸術に親しむ環境を整備する(42.4パーセント)
  2. 質の高い舞台芸術や美術作品、文化財などを鑑賞する機会を増やす(38.0パーセント)
  3. ホール・ミュージアムの利用について、利便性の高いサービスを提供する(33.2パーセント)
  4. 図書館の蔵書やイベントを増やす(24.6パーセント)
  5. 市独自の地域資源(場所、人、歴史など)を生かした文化芸術事業を展開する(18.0パーセント)
  6. 様々な手段で文化芸術に関する情報の収集、発信の充実を図る(16.9パーセント)
  7. 特に取り組むものはない(16.2パーセント)
  8. 街路への彫刻設置やデザイン性に富んだ遊具の設置に努める(10.6パーセント)
  9. 読み聞かせなど、ボランティア活動の普及に努める(7.9パーセント)
  10. その他(1.7パーセント)

産業・雇用

ここでは、地方創生のため重視されている「観光の振興」にかかる調査の結果をお知らせします。

質問 観光客増加のために取り組むべきこと(3つまで選択)
  1. テレビや情報誌、インターネットなどで観光情報を発信する(33.2パーセント)
  2. 手筒花火や祭礼などの伝統行事の保護に努める(29.4パーセント)
  3. 気軽に散策や食べ歩きができるよう街並みを整備する(29.0パーセント)
  4. 観光地の駐車場やトイレ、案内看板などを整備する(23.0パーセント)
  5. 東三河の他市町村と連携して観光客誘致に取り組む(18.7パーセント)
  6. 豊川いなり寿司以外の地域ブランドを確立する(18.3パーセント)
  7. ホームページなどで豊川産農畜産物のPRや農業関連イベントの開催情報を発信する‘17.0パーセント)
  8. 市民の人たちに豊川市について知ってもらう取り組みをする(15.5パーセント)
  9. 市外や県外での観光キャンペーンを積極的に行う(12.5パーセント)
  10. 商店街や市民活動団体、企業などと連携して観光客誘致に取り組む(12.0パーセント)

地域・行政

男女共同参画や多文化共生、市の職員の対応などについてお聴きしました。その中で、優先度の高い「職員の資質向上」にかかる調査の結果をお知らせします。

質問 市の職員の対応への評価
  1. 非常に親切に早く対応してくれた(18.3パーセント)
  2. まあまあ親切に対応してくれた(30.1パーセント)
  3. 以前と比べて対応がよくなった(8.6パーセント)
  4. いろいろな手続きや面倒な書類の記入などの説明が不親切だった(2.2パーセント)
  5. 対応が事務的で冷たい感じがした(7.3パーセント)
  6. 課をたらい回しにされ、うんざりした(1.5パーセント)
  7. 最近、市役所に行っていない(関わっていない)(21.7パーセント)
  8. その他(2.4パーセント)
  9. わからない(6.8パーセント)
  10. 無回答(1.1パーセント)

回答者のプロフィール

回答者の性別は、男性が41.7パーセント、女性が56.4パーセント、無回答は2.0パーセントでした。
(注記)数値は、少数点第2位を四捨五入しているため、合計が100.0パーセントにならない場合があります。

年齢
  • 10代(18・19歳)(1.9パーセント)
  • 20代(8.3パーセント)
  • 30代(13.0パーセント)
  • 40代(17.8パーセント)
  • 50代(17.4パーセント)
  • 60代(19.1パーセント)
  • 70歳以上(21.6パーセント)
  • 無回答(0.9パーセント)
職業
  • 労働系勤労者(18.1パーセント)
  • パートタイマー・アルバイト(17.8パーセント)
  • 無職(17.6パーセント)
  • 事務系勤労者(15.3パーセント)
  • 主婦(夫)(13.6パーセント)
  • 管理職・会社経営(5.2パーセント)
  • 商店・サービス業の個人経営(3.1パーセント)
  • 学生(2.6パーセント)
  • 農林水産業(2.4パーセント)
  • 自由業(1.3パーセント)
  • その他(1.9パーセント)
  • 無回答(1.2パーセント)

皆さんの意見や要望をまちづくりに反映します

この調査では、市の住みよさや市政の満足度・重要度と「安全・安心」「健康・福祉」「建設・整備」「教育・文化」「産業・雇用」「地域・行政」の6つの分野についてお聴きし、性別、年齢別、小学校区別、居住年数別など、詳細にわたって分析しました。この結果は今後の市政運営に活用します。結果の詳細については、こちらをご覧ください。

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