たばこと健康について

更新日:2025年04月01日

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タバコの害について

  • タバコの煙の中には約5300種類の化学物質が含まれており、そのうち約70種類は発がん性物質です。
  • 代表的な有害物質には、ニコチン、一酸化炭素、タールの他、カドミウム、ヒ素、アンモニア、シアン化水素、さらにはダイオキシンなどがあります。
  • ニコチンには、依存性があるほか、血管収縮作用や胃酸の分泌促進作用があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを引き起こします。
  • 一酸化炭素は、血管内皮を傷害して動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。また、ヘモグロビンとの結合力は酸素の約250倍も高く、酸素の運搬を妨害するため、持久力や作業能率が低下します。

(厚生労働省「喫煙と健康」「禁煙支援マニュアル」から一部抜粋)

受動喫煙の害について

本人は喫煙していなくても、身の回りのタバコの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙といいます。喫煙している人がそばにいると、タバコを吸わない人までタバコの害を受けることになります。

火をつけたタバコの先端から立ちのぼる煙を「副流煙」、喫煙者が吸い込む煙を「主流煙」と呼びます。副流煙はアンモニアなどの刺激性ガスを多く含み、目や咽頭の粘膜に刺激を与えます。また、副流煙はタール、ニコチン、一酸化炭素などの有害物質が主流煙に比べて数倍も濃度が高いのです。室内で喫煙すると、部屋の空気がタバコの煙で汚染され、周囲の人のがん、心臓病等のリスクが増大し、タバコを吸わない人の健康まで脅かされます。特に、タバコの煙に対する感受性が高い新生児、乳幼児、高齢者や呼吸器の病気をもつ人に対する影響は大きくなります。

平成30年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立し、段階的に施行され令和2年4月1日に全面施行されました。
以下のリンク先のページで詳細をご確認ください。

見えないタバコの害「サードハンドスモーク」について

タバコの煙が消えた後に残留する有害物質を吸ってしまうことを残留受動喫煙、サードハンドスモーク(3rd Hand Smoke)といいます。タバコの有害物質は、タバコを吸った人の息から40分以上出続けています。そして、髪の毛や衣類に残り、少しずつ空気中に再浮遊します。また、カーテンや壁紙などにも付着し、数か月は再浮遊するといわれています。
「換気扇の下やベランダで吸っているから大丈夫」「煙が出ない加熱式タバコだから大丈夫」ではなく、タバコの害は目に見えなくても存在していることを意識しましょう。

禁煙を希望する方のサポートについて

横転する「ケムケム煙太くん」のイメージイラスト

保健師による健康相談

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子ども健康部 保健センター
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愛知県豊川市萩山町3丁目77番地の1の7
電話番号:0533-89-0610
ファックス番号:0533-89-5960
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