がん検診の検査内容

更新日:2025年03月31日

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がん検診を受ける前にご確認を

ワンコイン がん検診へ出陣じゃ~!!豊川市予防戦隊ケンシンジャー 豊川市保健センター
  • 対象は、受診日に豊川市に住所を有し、職場などで受ける機会のない方です。
  • 該当する検診項目の疾患で治療中・経過観察中の方、自覚症状がある方は対象外です。
  • 自覚症状がある方は、速やかに医療機関を受診してください。
  • 妊娠中、授乳中の方は、受けられない項目があります。申込時に確認してください。
  • 検診の結果「要精密検査」となった場合は、必ず精密検査を受けてください。

豊川市のがん検診の種類

  • 結核・肺がん検診
  • 大腸がん検診
  • 胃がん検診
  • 乳がん検診
  • 子宮頸がん検診
  • 前立腺がん検診

結核・肺がん検診

頭に肺の形のシルエットが描かれた白いコスチュームと赤い手袋をして腰に両手を当てている、ケンシンジャー 肺のイラスト

肺がんは、がんによる死亡原因の上位(男性1位・女性2位)に位置するがんです。
早期では、ほぼ無症状ですので、毎年の検診が重要です。たばこを吸わない人に比べて、たばこを吸う人は日本人男性では約5倍、女性では約4倍肺がんで亡くなるリスクが高くなり、たばこを吸う年数、本数が多いほど肺がんになりやすいという研究結果が出ています。たばこは喫煙者本人のみならず、周りの人(受動喫煙者)の肺がんリスクもあげてしまいます。禁煙によってご自身と周りの人の健康な肺を守りましょう。

胸部エックス線撮影

機材の前に立って両手でつかみ、胸部X線撮影を行っている様子のイラスト

胸部のエックス線写真を撮ります。
検査時は、薄い肌着等1枚で撮影します。金具・プラスチック類はエックス線写真に写りますので、受診時に外して下さい。
(注意)妊娠中、またはその可能性のある方は受けられません。

喀痰細胞診検査

50歳以上で高度の喫煙者(1日喫煙本数×年数=600以上)の方は喀痰検査を追加します。
専用の容器に痰を採取し提出します。
これは、気管支等から痰に混じって出てくるがん細胞の有無を調べる検査です。

大腸がん検診

頭に大腸の形のシルエットが描かれた青いコスチュームを着て右腕を伸ばしているケンシンジャー 大腸のイラスト

患者数が増加しており、がんによる死亡原因の上位(男性2位・女性1位)に位置しています。
大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。原因は生活習慣と関わりがあるとされており、赤肉・加工肉の摂取、飲酒や喫煙により大腸がんの発生する危険性が高まります。大腸の粘膜に発生した大腸がんは次第に大腸の壁に深く侵入し、やがて大腸の壁の外まで広がり腹腔内に散らばったり、あるいは、大腸の壁の中のリンパ液や血液の流れに乗って、リンパ節や肝臓、肺などの別の臓器に転移したりします。

便潜血反応検査(便を2日分採取)

2つ並んでおかれている便潜血反応検査キットのイラスト

事前にお渡しする容器に2日分の便を採便し提出します。
便に血液が混じっていないかを調べる検査です。
目には見えない微量な血液でも調べることができます。
(注意)生理中は避けてください。
採便方法や保管状態により正しい判定結果がでないことがありますので、説明書をよく読んでから採取してください。

胃がん検診

頭に胃のシルエットが描かれた薄い青色のコスチュームを着て左腕を伸ばしているケンシンジャー 胃のイラスト

胃がんは50歳以降に多く、わが国のがんによる死亡原因の上位(男性3位・女性5位)に位置するがんです。
胃の内壁の内側を覆う粘膜の細胞がヘリコバクター・ピロリ菌の感染、塩分の取りすぎ、喫煙などの原因でがん細胞となり、無秩序に増えていくことにより発生します。がんが深く進むことにより、近くにある大腸や膵臓にも広がっていきます。また、がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って、離れた臓器に転移が起こることがあります。

(1)胃部エックス線撮影(バリウム)

手すりをつかみ、体を斜めに保った状態でエックス線撮影を行っている様子のイラスト

空腹の状態で、胃を膨らませる薬とバリウム(造影剤)140mlを飲み、身体の向きを変えながら胃のエックス線写真を数枚撮り、胃の粘膜を観察します。

(注意)胃切除術後の方は受けられません。

(2)胃内視鏡検査(カメラ)

口から内視鏡を入れて内視鏡検査を行っている様子のイラスト

空腹の状態で、口または鼻から内視鏡(カメラ)を挿入し、食道と胃を観察します。検査時にがんが疑われる場合には組織を採って検査します。その場合は、検診の自己負担金のほかに、保険診療の自己負担が発生します。
(注意)次に該当する方は受けられません。

  • 妊娠中の方
  • 入院中の方
  • 胃疾患で治療中の方
  • 胃全摘手術後の方
  • 咽頭・鼻腔に重篤な疾患があり、内視鏡の挿入ができない方
  • 呼吸不全のある方
  • 急性心筋梗塞や重篤な不整脈などの心疾患のある方
  • 明らかな出血傾向またはその疑いのある方
  • 収縮時血圧が極めて高い方

乳がん検診

桃色のコスチュームを着て右手を顔に当て、左手を斜め下に伸ばしているケンシンジャー 乳のイラスト

女性のがんの中でも多く(罹患率女性1位)、がんによる死亡原因の上位(女性4位)に位置するがんです。
乳腺を構成している組織のうち、約90%が乳管から発生し、約5~10%は小葉にできます。乳がんの発生は、30代で急激に増加します。要因としては、ホルモン補充療法、初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、出産歴がない、初産年齢が遅いなどの女性ホルモンの影響や、食習慣、飲酒、肥満、家族歴などの要因もあります。
しこりを形成する乳がんが最も多いのですが、がんの性質によってはしこりをつくらない場合もあります。その他、皮膚のひきつれ、えくぼ、乳頭から血性の分泌物が出るなどの症状がみられることもあります。
早期に発見し治療を受ければ、治る可能性が約90%以上と高い病気です。乳がんが進行すると、リンパ節や骨、肺、肝臓など、乳房以外の臓器にがん細胞が転移して、様々な症状を引き起こしたり、命を脅かしたりするようになります。
女性のがんで最も多い乳がんの対策のために、世界的に広まってきた「ブレスト・アウェアネス」をご存知でしょうか。ブレストは乳房、アウェアネスは気づきという意味で、乳房を意識する生活習慣のことをいいます。

(1)乳房エックス線撮影(マンモグラフィ)

機材の前に立って乳房エックス線撮影を行っている様子のイラスト

乳房を撮影台と板の間に挟んで薄く伸ばし、エックス線写真を撮ります。
人によっては、痛みを感じる場合がありますが、数十秒ほどです。
触診ではわからない小さながんを発見することができます。
(注意)次に該当する方は、受けられません。

  • 妊娠中、授乳中、授乳終了後6か月以内の方
  • 心臓ペースメーカーを装着の方
  • 豊胸手術を受けられた方
  • 胸部にリザーバー、V-Pシャントを施工されている方
  • ワーファリン等を服薬している方、出血すると血が止まりにくい方は、乳房の圧迫により内出血をきたすことがありますので、十分ご理解の上で受診してください。

(2)超音波断層撮影(エコー)

機材の隣で横になり超音波断層撮影を行っている様子のイラスト

乳房の表面から超音波をあてて、乳房内の状態を観察します。
(注意)次に該当する方は、受診できない場合があります。

妊娠中、授乳中、授乳終了後6か月以内の方

子宮頸がん検診

ハート形のシルエットが描かれた橙色のコスチュームを着て、リボンをつけているケンシンジャー 子宮のイラスト

子宮頸がんは、女性のがんの中でも上位(罹患率女性5位)に位置しています。近年、増加傾向にあり、ピークは20~40歳代です。

子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分から発生します。子宮の入り口付近に発生することが多いので、婦人科の診察で観察や検査がしやすく、発見されやすいがんです。また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。子宮頸がん検診は、「がんになる前の状態」を発見することができるため、2年に1回の定期的な検診が大切です。

内診・子宮頸部細胞診検査

内診台の上で子宮頸部細胞診検査を受ける様子のイラスト

内診台にあがり、医師による診察を受けます。
子宮の入口を特殊なブラシで擦って細胞を採り、異常な細胞がないか顕微鏡で確認します。
(注意)

  • 子宮全摘出術後の方は受けられません。
  • 生理中は避けてください。

性交渉の経験のない方へ

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルス感染が原因で引き起こされます。HPVの主な感染経路は性交渉と考えられており、性交経験のない方は、HPV感染のリスクは低いとされています。また、検診時に器具を使用することで、負傷、出血などを伴うことがあり、治療が必要となることがありますので、集団検診ではお断りしています。検診内容を納得の上で検診を希望される場合は、医療機関へお申し込みください。

前立腺がん検診

50歳を過ぎると急激に増加します。現在では男性におけるがん罹患者数で第1位となっています。早期では無症状のことがほとんどです。進行すると排尿困難、排尿時痛、血尿などの症状があらわれますが、これらは必ずしも前立腺がん特有の症状ではないため、他の前立腺疾患と区別がつかないこともあります。早期に発見できれば予後のよいがんですが、他のがんと同様に進行すると根治が難しくなります。前立腺がんは一般的に進行が遅いのが特徴で、治療を延期しても生命予後に影響がない場合も少なくありません。

血液検査(PSA検査)

腕を圧迫して採血を行っている様子のイラスト

血液を採取し、前立腺の特異抗原(PSA)を調べます。
(注意)PSA値は前立腺の良性疾患(前立腺肥大等)でも上昇するため、良性疾患の経過観察中の方は、この検診を受ける前に主治医にご相談ください。

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この記事に関するお問い合わせ先

子ども健康部 保健センター
所在地:442-0879
愛知県豊川市萩山町3丁目77番地の1の7
電話番号:0533-89-0610
ファックス番号:0533-89-5960
お問い合わせフォーム(メールフォームへリンクします)
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