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豊川市 きらっと☆とよかわっ!
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「広報とよかわ」2017年5月号(特集)

更新日:2017年5月1日

特集 早期発見・早期治療のたいせつさ 「がん」という病

「がん(悪性新生物)」は日本人の死亡原因の1位となっています。2人に1人は、がんになるといわれており、3人に1人はがんで亡くなっています。医療技術が進歩してきているにも関わらず、がんで亡くなる方は増え続けています。
このような状況を受け、本市では、がん検診が受けやすい環境を整備し、早期発見・早期治療につなげることが課題となっています。
今回の特集では、がんの種類や特徴、新たに始まったワンコインがん検診などの取り組みを紹介します。
詳しいことは、保健センター(0533-95-4802)へ、お問い合わせください。

豊川市のがん検診受診率(平成27年度)(愛知県健康対策課調べ)

市内のがん検診受診率は、県平均に比べて、全体的に低いことが分かります。

  • 肺がん 愛知県35.3パーセント、豊川市28.5パーセント
  • 胃がん 愛知県18.1パーセント、豊川市15.6パーセント
  • 大腸がん 愛知県32.7パーセント、豊川市23.4パーセント
  • 子宮頸がん 愛知県15.1パーセント、豊川市8.5パーセント
  • 乳がん 愛知県13.7パーセント、豊川市12.7パーセント

豊川市のがんによる死亡者数(平成21年から平成27年)(豊川保健所調べ)

市内のがんによる死亡者数は増加傾向にあり、年間約500人が亡くなっています。

  • 平成21年 435人
  • 平成22年 468人
  • 平成23年 478人
  • 平成24年 471人
  • 平成25年 487人
  • 平成26年 497人
  • 平成27年 499人

がんの基礎知識

私たちの体には1日5,000個程度のがん細胞が発生しますが、免疫の働きにより消滅しています。しかし、免疫をすり抜けてしまったがん細胞は、十数年の期間をかけて1センチ程度に、早期がんと言われる2センチ大になるのは、わずかその1年半から2年後といわれています。がんが、2センチより大きくなると進行がんと呼ばれます。がん細胞は、止めどもなく増え続け、体の働きを邪魔するため、身体の衰弱などの自覚症状が現れてきます。
体の中で芽生えたがん細胞に、検診の力を借りて気づけるのは、がんの大きさが1センチになる頃からです。前回の検診では発見されなかったがんが、今年の検診で発見される可能性はとても高いのです。これが検診を1から2年ごとに受けなければならない理由です。医療技術の進歩により、がんを早期発見・早期治療することで、生存率が100パーセント近くになるがんも増えてきています。
がんになる原因として、遺伝が関係していると言われますが、その割合は全体の5パーセントにすぎません。多くの場合は生活習慣の影響が大きく、喫煙や飲酒、肥満などが原因で発症する可能性が高いことが分かっています。

男女別がん罹患数(国立がん研究センター 2012年調べ)

男性
1位 胃
2位 大腸
3位 肺
4位 前立腺
5位 肝臓
女性
1位 乳房
2位 大腸
3位 胃
4位 肺
5位 子宮
(注記)羅患数とは、対象とする人口集団から、一定の期間に新たにがんと診断された数

男女別がん死亡数(国立がん研究センター 2014年調べ)

男性
1位 肺
2位 胃
3位 大腸
4位 肝臓
5位 すい臓
女性
1位 大腸
2位 肺
3位 胃
4位 すい臓
5位 乳房

がん発見5年後の生存率(財団法人がん研究振興財団「がんの統計’05」調べ)

がん検診・人間ドックなどによる発見

  • 肺がん 45.8パーセント
  • 胃がん 87.8パーセント
  • 結腸がん 92.6パーセント
  • 直腸がん 90.4パーセント
  • 子宮頸がん 94.1パーセント
  • 乳がん 92.8パーセント

自覚症状などによる発見

  • 肺がん 16.3パーセント
  • 胃がん 53.3パーセント
  • 結腸がん 63.8パーセント
  • 直腸がん 60.2パーセント
  • 子宮頸がん 71.3パーセント
  • 乳がん 83.7パーセント

主ながんの種類

肺がん
がんでの死亡原因で1位。発症の最大の原因はタバコで、吸う本数や年数が多いほど、リスクは高まります。また、他の人が吸ったタバコの煙による受動喫煙も発症の原因の一つとなっています。

胃がん
男性が最も多くかかるがん。医療の進歩などにより、胃がんで亡くなる人は減少しています。発症の原因はさまざまありますが、ヘリコバクターピロリ菌の感染で高まることが分かっています。

大腸がん
食生活の欧米化により増え続けているがんで、腸の働きが衰え始める50歳代半ばから増加します。直腸とS状結腸でできやすく、大腸がんの約7割を占めています。

子宮頸がん
女性特有のがんで、子宮の入り口にできます。性交渉により感染するヒトパピローマウイルスが主な原因です。一般的にがんは高齢になるほど増加しますが、子宮頸がんは30歳代から40歳代に多いことが特徴で、詳しい検査により、未然に防ぐことができます。

乳がん
女性がかかるがんで1位。年々増加傾向で、日本人女性の12人に1人が乳がんを発症するといわれています。40歳代から60歳代の女性に多く発症し、エストロゲン(女性ホルモンの一つ)が関係しています。セルフチェックなどにより、自分自身で発見することも可能です。

前立腺がん
男性特有のがんで、老化とともに発症しやすくなります。進行すると骨や肺に転移しやすいことが特徴です。

医師に聞く 早期発見の重要性について

豊川市医師会 伊藤 久芳医師

近年、がん医療の急速な進歩により、がんは「不治の病」から「治る病」となってきています。しかし、日本での死亡原因の1位はがんとなっており、死亡数は年々、増加傾向にあります。その理由として、がん検診の受診率の低さがあげられます。がんは、初期の段階では自覚症状がない病気で、症状が出たときは、がんが進行している場合が多いため、早期発見・早期治療がたいせつです。
欧米などの諸外国では、がん検診でがんを初期の段階で見つけて治療することに力を入れています。乳がんや子宮頸がん検診の受診率の場合、欧米では70パーセントから80パーセントなのに対し、日本は40パーセント以下となっています。その結果、欧米ではがんの発症率は増えているものの、死亡率は減少しています。定期的にがん検診を受け、がん細胞が小さい段階で治療していくことが重要となります。
がん検診で再検査などの結果が出た場合は、自分で判断することは避け、診断結果を持って医師に相談しましょう。
もし、少しでも自覚症状がある場合は、がん検診ではなく医療機関で診察を受けてください。乳がんでいうと、触診でしこりが見つかった場合は、がんが進行している可能性があるため、早期に治療していく必要があります。また、子宮頸がんは、早期発見・早期治療することで完治することが可能となっています。
がん検診を定期的に受け、症状のない段階から発見できるように努めましょう。

ワンコインがん検診がはじまりました

がん検診を受けやすく
市では、がん検診が受けやすい環境を整備し、早期発見・早期治療につなげるため、各種がん検診を一検査一項目につき一律500円で受けられるワンコインがん検診を開始しました。

がん検診対象者
勤め先などでがん検診を受診する機会のない豊川市民の方で、対象年齢は次のとおりです。

ワンコインがん検診の内容

  • 肺がん検診、検査内容 胸部X線撮影 胸部をレントゲンで撮影し、異常な陰影がないかなどを調べます。喫煙状況に応じて、追加で喀痰細胞診検査を行います、対象年齢 15歳以上
  • 胃がん検診、検査内容 胃部X線撮影(バリウム検査) 空腹の状態でバリウム(造影剤)を飲み、身体の向きを変えながら撮影し、異常な陰影がないかなどを調べます、対象年齢 40歳以上(胃の切除手術をした方は受診不可)
  • 大腸がん検診、検査内容 便潜血反応検査 採取した2日分の便に、血液がないか調べます、対象年齢 40歳以上
  • 前立腺がん検診、検査内容 血液検査(PSA検査) 採血のみの検査で、血液中にあるタンパク質の一種「PSA」の値を測定し、異常がないか調べます、対象年齢 50歳から69歳までの男性(2年に1回)
  • 子宮頸がん検診、検査内容 内診・子宮頸部細胞診検査 子宮の入り口の表面を綿棒などで軽くこすり取り、細胞を顕微鏡で調べます、対象年齢 20歳以上の女性(2年に1回)(子宮全摘手術をした方は受診不可)
  • 乳がん検診、検査内容 視触診・乳房X線撮影(マンモグラフィー検査) 乳房を片方ずつ板ではさんで圧迫して撮影し、異常な陰影がないかなどを調べます、対象年齢 40歳以上の女性(2年に1回)
  • 乳がん検診、検査内容 視触診・超音波断層撮影(エコー検査) 乳房の表面から超音波をあてて、しこりの有無を調べます、対象年齢 30歳以上の女性

(注記)同じ項目のがん検診は、年度内に1回(項目によっては2年に1回)しか受診できません。医療機関や健診の種類によって、受けられない検診があります。

受診するには
5月から実施される「さつき健診」または「集団健診」で受診することができます。どちらも一部を除き事前予約制です。
「さつき健診」を実施している医療機関や受診可能な検診項目、「集団健診」の実施日・会場・検診項目などの詳細は、広報とよかわ4月号折込みの「ほけん特集号」またはこちらでご確認ください。こちらでは「集団健診」の地域巡回健診についてご案内しています。
なお、後期高齢者の方などは、今まで通り無料で受診することができます。

早期発見のお手伝い

  • さつき健診とは

市内の医療機関で個別に行います。受診を希望する方が直接、医療機関に申し込みするものです。本年度の実施期間は平成29年5月1日から平成30年2月10日までです。終了間際には予約がとれなくなることがあるため、年内の受診をお勧めします。

  • 集団健診とは

市内公共施設の各会場において、検診車などにより行う健診です。本年度の実施期間は平成29年5月23日から12月17日までです。市で実施する集団健診については、それぞれ日程や、申込方法、受診可能な検診項目が異なります。

生活習慣を見直してがん予防

保健師からのアドバイス
保健師 竹内 恵美子

毎日の生活習慣が、がんの発生に関係していることが分かっています。つまり、がんも生活習慣病の一つということなのです。
がんを予防するためには、禁煙・バランスのよい食事・適度な運動をすることがたいせつです。
タバコは、多くのがんに関連することが研究から分かっています。喫煙者は、がんになるリスクが吸わない人に比べると1.5倍も高いという結果がでていますので、自分の意思だけでなく、外来を受診するなどして禁煙に取り組んでください。
また、野菜を多く摂るなどバランスのよい食事を心掛けましょう。運動は始めやすいウオーキングなどを日常生活に取り入れ、今よりも10分多く体を動かすことを意識しましょう。
保健センターでは、生活習慣を見直すお手伝いをするため、さまざまな教室や相談会などを開催しています。食事では、簡単に食事の適量が分かる手ばかりに関する教室、運動では、ウオーキング方法や豊川市のオリジナル健康体操を学べる教室が定期的に開催しています。
ぜひ一度、保健センターにご相談いただき、生活習慣を見直してがんを予防しましょう。

がんを防ぐための新12か条

1.タバコは吸わない
2.他人のタバコの煙をできるだけ避ける
3.お酒はほどほどに
4.バランスのとれた食生活を
5.塩辛い食品は控えめに
6.野菜や果物は不足にならないように
7.適度に運動
8.適切な体重維持
9.ウイルスや細菌の感染予防と治療
10.定期的ながん検診を
11.身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
12.正しいがん情報でがんを知ることから

がん検診受診率向上プロジェクト

市では、市民をがんから守るため、民間企業と協働し、がん検診の受診率向上などを目指して、さまざまな取り組みを行っています。

がんを知るセミナーの開催
医師によるがんに関する講演や、保健師による豊川市のがん検診の紹介の他、パネルなどでがんを学ぶ「がんを知る展」を開催しています。

イベントなどでの啓発活動
おいでん祭などのイベントでチラシを配布し、がん検診の受診を呼びかけいる他、ブースを設けてがんについて学ぶことができるパネルを展示しています。

「広報とよかわ」2017年5月号 トピックス

お問い合わせ

企画部 秘書課
所在地:442-8601
豊川市諏訪1丁目1番地
電話:0533-89-2121 ファックス:0533-89-2124

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