豊川市制施行79周年記念式典式辞

　豊川市制施行79周年記念式典にあたり一言ご挨拶申し上げます。
　まずは、この場にいる勤続20周年を迎えられました市職員、そして教職員の皆様、誠におめでとうございます。皆様方におかれましては、この20年で培った経験とスキルがございます。ぜひともその経験値を後輩の指導にいかし、あるいは管理的立場に立たれる方はその能力を充分に発揮していただければ幸いに存じます。公務員定年延長の話もあり、皆様方はマラソンで言えばまだ折り返し地点です。今後も健康に留意され、さらなる豊川市政発展のため、ご活躍をよろしくお願いいたします。
　最近、豊川市は大変元気があるという評判を得ております。これは令和2年国勢調査の結果、人口が東三河8市町村で唯一増えていたことと、イオンモールの出店が予定されていることからであろうと思います。平成26年の秋に、スズキと日立製作所の撤退が相次いで報道されました。当時、山脇市長のもと私は副市長でありましたが、このピンチを逆にチャンスと捉えようと、現在のような形で進んでおります。予定通り来年の3月にイオンモールがオープンしますと、ここには新たに3,000人の雇用を生むことを見込んでおります。そして、隣接地の日立製作所跡地では、電線地中化、太陽光発電を装備した大和ハウスの住宅96戸が建つ予定で、こちらについても本市の人口増につながると考えております。また、穂ノ原工業団地内の豊川海軍工廠平和公園の東隣には、津田工業が建設を進めており、1期工事が完成しております。先週、津田工業を訪問した折に、来年2期工事が完了し、令和7年にはさらに増築、本社機能が移転される予定と伺いました。東上町にある既存の豊川工場の従業員が500人規模ですが、本社移転後は合わせて1,100人程度の従業員数となり、約600人の雇用拡大になる見込みということです。今後も、雇用の創出が人口増につながると考え、本市の政策を進めてまいりたいと考えております。
　ハード事業も続きます。総合保健センター（仮称）建設、消防署本署建替え、愛知御津駅橋上化整備、一宮地区の公共施設再編整備、保育園や学校等の改築、大規模改修など、待ったなしの状況でございます。また、さらに魅力あるまちづくりのために、赤塚山公園や豊川公園の整備も進めてまいります。
　いよいよ来年は豊川市制80周年を迎えます。いつも私は「元気なとよかわ」をさらに元気にすると言っておりますが、市制80周年の基本方針は「もっと『元気なとよかわ』を目指す80周年」となっております。
　勤続20周年を迎えた方の他、この場には次長級以上の管理職の皆さんもおみえになりますが、職員一丸となり、もっと元気な豊川を目指したいと思いますので、職員の皆さんの頑張りをお願い申し上げまして、私の式辞とさせていただきます。