令和4年度1015 4年生・防災キャンプ
更新日:2022年10月15日
10月15日(土曜)、4年生が年間を通して取り組んでいる防災学習の一環として、「防災キャンプ」を行いました。これは、実際に桜木小学校校区が大地震で被災して、4年生の子たちが避難してきたと仮定した行事で、3年ぶりに行われました。3年前までは実際に体育館で朝まで宿泊しましたが、コロナ禍ということもあり、今年度は夜9時までの活動としました。
この日の子どもたちの登校(避難開始)は14時30分。まずは避難名簿に記入して、体育館の自分の避難場所の確認をしました。
受付。避難名簿に氏名・住所を書きます。
自分の避難場所を確認した後に開所式。
次に、段ボールベッドの準備と、マンホールトイレの設営を学びます。段ボールベッドは、テープで簡単に作れ、そして丈夫なことがわかりました。マンホールトイレは、下水道に直結した簡易トイレで、キットは正門横の倉庫に、設営場所は体育館横アスファルトにあります。キットを使うと10分程度で簡単につくれることがわかりました。
マンホールトイレ設営の様子。
段ボールベッドはすぐに組み立てられました。
次は炊き出しです。今回の行事に協力してくださった「桜木小おやじの会」の方たちが大活躍。すでに「はそり釜」にお湯を沸かしてくれていました。そして、ハイゼックス炊飯袋に水を入れ口を縛ってお湯に入れていきます。40分であっという間にご飯の完成です。これにレトルトカレーなどをかけて夕食をとりました。
おやじの会の方たちは、きびきびと炊き出しを進めてくださいました。実際の避難の炊き出しも、このように大人の力がたくさんいります。
おやじの会の炊き出し。
炊飯袋の量の確認。
茹で蒸らし合計40分で完成。
ご飯にレトルトをかけて出来上がり。
体育館の軒先での食事。
夕食が終わると、教室に行き、防災学習です。家の中に、どんな危険が潜んでいるのか、そしてその対応はどうすればよいのか話し合いました。
子どもたちにとって、暗くなってからの教室は初体験。外が真っ暗な中、いつもとは違う環境でしっかりと勉強をすることができました。
そして体育館に戻り、養護教諭から、被災時の食べ物についての学習をしました。備蓄食を普段から少しずつ食べて新しいものへとしていくことの大切さを学びました。この学習中に抜き打ちのシェイクアウト訓練も行いました。さすが普段から訓練をしている子どもたちです。静かに、素早くダンゴムシの格好をとることができました。
家の人も一緒に話し合いました。
家の危険個所を話し合っています。
夜間の授業も格別です。
被災時の食べ物の学習。
抜き打ちシェイクアウト訓練もばっちり。
そしていよいよ宿泊体験です。各自が持ってきたシュラフや毛布に身をくるみ、寝てみました。わずか30分の就寝でしたが、周りの雑音に眠れなかったとか、思った以上に声が響くこと、そしてわずかな光でもまぶしいことなど、避難場所での宿泊の大変さに気づくことができました。
最後に避難所閉所式が行われ終了しました。今回の体験を通して、子どもたちは防災に対する意識が大きく変わったと思います。まさに「百聞は一見にしかず」です。実際に体験するなかでたくさんのことを学ぶことができました。今回学んだことは、11月5日(土曜)に行われる学習発表会でお家の方に伝えていく予定です。
就寝体験。静かに寝られたかな。
退所式の様子。しっかり学習できたね。
今回の防災キャンプは3年ぶりの実施でした。この実施に向けて、「桜木おやじの会」には多大なご協力をいただきました。また、保護者の皆様には準備、夜間のお迎えなど、たくさんの点でご配慮いただきました。ここにお礼申し上げます。ありがとうございました。
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桜木小学校
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