令和4年度1121　6年生・社会見学

　11月21日（月）、6年生が三河国分尼寺史跡公園と、豊川海軍工廠平和公園に社会見学に行きました。
　当日は朝まで冷たい雨。しかし、6年生の子たちが出発するときには雨も上がり、青空が見えてきました。

　三河国分尼寺史跡公園では、大きく3つの行程で見学をしました。第1に天平の里資料館では、国分尼寺や国分寺の発掘調査ででてきた様々な出土品を見学したり、奈良時代当時の三河の国の様子について学びました。第2に、復元された国分尼寺史跡の見学です。中門をくぐり、金堂に立つと、大きな礎石がたくさんありました。この礎石に囲まれたところに金堂が建っていた当時を想像しました。第3に、国分寺の発掘現場の見学です。ちょうど秋の発掘調査の時期だったため、生涯学習課の方から、発掘のしかたなども教えてもらえました。今は更地になっている国分寺跡も、やがては国分尼寺史跡のように公園にしていくそうです。6年生の子たちが大人になったとき、どんな公園になっているのでしょうか。

　お昼は赤塚山公園ぎょぎょランドのテラス周辺でのお弁当でした。テラスは見晴らしもよく、これから行く海軍工廠跡地の穂ノ原工業団地もよく見えました。やはり校外で、友達と食べるお弁当は格別です。

　午後は、豊川海軍工廠平和公園でした。1945年8月7日の午前、この地は空襲に襲われ、3000人以上の方が亡くなりました。公園内は整備され、戦後80年近くたった今でも、その痕跡を残してくれています。普段はなかなか見られない火薬庫や信管場も、ボランティアガイドさんの解説のもと、見学することができました。資料館の中には、当時の様々な遺物が展示されています。自分たちと、ほぼ同年代の子たちが勤め、そして空襲でなくなっていったことを知り、子どもたちは戦争の悲惨さと平和の大切さを改めて感じることができました。

　6年生の校外学習は、この社会見学で終わりの予定です。無事最後の校外学習を終えられてよかったです。
　社会見学を受け入れてくれた、三河国分尼寺史跡公園と豊川海軍工廠平和公園の各担当者の方、生涯学習課の方、そしてボランティアガイドの方たちにお礼申し上げます。ありがとうございました。