HPVワクチン接種をお勧めしています
HPVワクチン接種に関するご案内
HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症ワクチン)は、子宮頸がんや陰茎がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどを予防できるワクチンです。子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。さらに「9価ワクチン」であれば、子宮頸がんの原因となるHPVの80%から90%を防ぐことができます。
HPVワクチンの接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた約70人ががんにならなくてすみ、約20人の命が助かると試算されています。
豊川市では、若い世代の命と健康を守るため、正しい情報を届けるとともに、HPVワクチンの接種をお勧めしています。接種にあたっては、有効性、安全性に関する情報をよく理解した上でご検討ください。なお、予防接種法に基づく定期接種の対象は、現在女性のみですが、豊川市では、令和7年度から男性が接種する費用の一部助成をしています。

これまでの豊川市での取り組みについて
豊川市では、令和5年11月から豊川市医師会、教育委員会、保健センターで協力しながらHPVワクチンの啓発を行っています。詳しくはこちらをご覧ください。
女性について(定期接種)
(1)女性の定期接種について
●定期接種の対象
小学6年生~高校1年生相当の女子
令和7年度の対象者:平成21年4月2日~平成26年4月1日生まれの女性
(令和7年度に12歳~16歳になる女性)
●予診票について
小学6年生になる年度の4月頃に送付します(令和7年度、新たに定期接種対象となる小学6年生の女性(平成25年4月2日~平成26年4月1日生まれ)へ令和7年3月28日に予診票を送付しました)。
(2)女性の無料接種期間延長の経過措置について
平成9年度生まれ~平成20年度生まれの女性は、令和7年3月末まで公費でHPVワクチン接種が可能となっていましたが、令和6年夏以降、HPVワクチンの大幅な需要増加により、接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃいます。そのため、令和4年4月から令和7年3月末までにHPVワクチンを1回以上接種された女性については、全3回の接種を公費で完了できるようになりました。
●無料接種期間延長の対象
平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性のうち、令和4年4月1日から令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種された方で、3回接種が完了していない方
●無料接種期限
令和8年3月31日まで
●予診票について
対象者のうち、未接種の方(今までに一度も接種したことがない方)に対して、令和6年2月末に予診票を送付しています。豊川市に住民票がある方のうち、紛失や転入等で予診票の発行が必要な場合は、予診票申込フォームからお申込みいただくか、直接保健センターへお問い合わせください。
(3)女性に対する定期予防接種の積極的勧奨について
ヒトパピローマウイルス感染症ワクチンは、平成25年より女性定期接種の積極的勧奨を差し控えていました。その後、国の専門家会議において、安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和4年4月1日より積極的勧奨が再開されました。
なお、積極的勧奨の差控えによりワクチン接種の機会を逃した方(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女子)については、キャッチアップ接種の対象とし、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間、公費無料で接種が可能となっていましたが、令和6年夏以降、HPVワクチンの大幅な需要拡大により、平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性で、令和4年4月~令和7年3月までにHPVワクチンを1回以上接種した方については、令和8年3月31日まで公費無料で接種が可能となっています。
予診票を紛失された方や転入により一部の予診票が送付されていない方など、お手元に予診票がない方は、下記の手続きにより予診票を入手することができます。
なお、豊川市に住民票がない方には予診票の発行ができませんのでご了承ください。住民票のある市町村へお問い合わせください。
●申し込み方法
- 予診票申込フォームから予診票を申請してください。※母子健康手帳の予防接種の記録のページを撮影し添付していただきますので、お手元にご準備ください。
- 申込後2週間程度を目安に、豊川市保健センターから予診票を郵送します。
- 予診票に同封のチラシを読み、ワクチンの効果と接種後の副反応について理解してください。
- 市内委託医療機関へ予約をお願いします。※保健センターで予約はできません。
- 予診票、母子健康手帳(ない場合は再発行が必要)、住所や年齢が確認できるもの(マイナンバーカード等)を医療機関へお持ちいただき、接種してください。
●予診票申込フォーム(申請前の確認事項)
- 母子健康手帳等で過去の接種履歴・ワクチンの種類を確認し、未接種の回数分を申請してください。ワクチン名等が不明の場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
- 医療機関への予約は、予診票が手元に届いてから行ってください。
男性について(任意接種)
(1)男性の任意接種について
予防接種法に基づくHPVワクチンの対象は、現在女性のみですが、豊川市では令和7年度から男性が接種する費用の一部を助成しています。
男性のHPVワクチン接種費用への助成についてはこちらをご覧ください。
現在日本において許可されているHPVワクチンは、9価HPVワクチン・4価HPVワクチン・2価HPVワクチンの3種類です。
(1)接種ワクチン・回数及び接種間隔の詳細
どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関でご相談ください。
| ワクチンの種類 | 回数・間隔 |
|---|---|
| 9価(シルガード9) |
※男女ともに接種可能 ※接種開始年齢により回数が異なります
|
| 4価(ガーダシル) |
※男女ともに接種可能 3回 |
| 2価(サーバリックス) |
※女性のみ接種可能 3回 |
(2)3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましいとされています

(注釈1)1回目と2回目の接種は、通常5か月以上あける。5か月未満である場合、3回目の接種が必要。

(注釈2・3)2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、
2回目は1回目から1か月以上(注釈2)、3回目は2回目から3か月以上(注釈3)あける。

(注釈4・5)2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、
2回目は1回目から1か月以上(注釈4)、3回目は1回目から5か月以上、かつ、2回目から(注釈5)2か月半以上あける。
(3)ショートバージョンのご案内
3種類いずれのワクチンも、1年以内に接種を終えることが望ましいとされていますが、標準的な接種期間での接種が困難な場合(海外に行く等)は、ショートバージョンとして、最短4か月で3回接種が完了できます。詳しくは以下をご覧のうえ、医療機関へご相談ください。

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(1)HPVワクチン接種にもリスクはあります
HPVワクチン接種後には、多くの方に、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれに、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。因果関係があるかどうかわからないものや、接種後短期間で回復した症状をふくめて、HPVワクチン接種後に生じた症状として報告があったのは、女性の接種者1万人あたり、約10人で、このうち、報告した医師や企業が重篤と判断した人は、接種1万人あたり、約6人です。なお、男性の場合接種後の様々な症状が起こりにくい傾向があると言われています。
ワクチンは合計3回接種しますが、1回目、2回目に気になる症状が現れたら、それ以降の接種をやめることができます。
接種後に気になる症状が出たときは、まずは医師や周りの大人に相談してください。
HPVワクチン接種後に生じた症状(女性)

●接種した部位の腫れ・痛み(局所反応)
接種により高い頻度で起こる症状。ほとんどが数日以内に改善します。
●全身反応
局所反応より頻度は低いものの、体全体の症状が一定程度起こります。頭痛、発熱、吐き気、めまい、疲労感などが比較的頻度が高い症状です。
●予防接種ストレス関連反応(ISRR)
接種に対する不安や痛みなどのストレスにより、過呼吸やめまい、痛み、不随意運動、しびれ、手足の動かしにくさなどの症状が生じる場合があります。これらの症状はワクチンの種類とは関係なく、ワクチン接種への不安や注射針への恐怖や痛みなどによって起こることが知られています。予防のためには、医療者が本人と保護者に丁寧な説明を行い、信頼関係の下で接種することが大切です。
4.HPVワクチンを実施している市内医療機関
医療機関での接種には予約が必要です。医療機関一覧をご確認の上、直接お電話にてご予約をお取りください。
令和7年度 HPVワクチン(女子)市内委託医療機関一覧 (PDFファイル: 188.3KB)
令和7年度HPVワクチン(男子・任意)市内委託医療機関一覧 (PDFファイル: 186.8KB)
5.市外医療機関で接種を希望される方へ
市外医療機関で接種を希望される方は、事前に申請が必要です。事前申請をしない場合は、女性定期接種の対象者であっても、有料になりますのでご注意ください。男性の場合は、市外医療機関にて自費接種後、償還払いの手続きが必要です。男性の償還払いについてはこちらをご参照ください。女性定期接種の申請方法は、市外接種に関するホームページをご覧いただくか、保健センターまでご相談ください。
(1)豊川市オリジナル版の啓発ポスター等について
子宮頸がん予防の普及啓発を目的に、豊川市オリジナルのポスターとチラシを作成し、医療機関、歯科医院、薬局、公共施設、企業・店舗、小中学校、高校等へ配布しています。

HPV定期予防接種チラシ
HPV定期予防接種チラシ (PDFファイル: 819.7KB)

HPV男女予防接種勧奨ポスター (PDFファイル: 442.4KB)
(2)厚生労働省作成のリーフレット等について
定期接種最終年度のご案内(高校1年相当の女の子と保護者向け) (PDFファイル: 704.6KB)
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ (PDFファイル: 1.3MB)
●小学校6年生~高校1年生相当の女子と保護者の方向け
定期接種最終年度のご案内(高校1年相当の女の子と保護者向け) (PDFファイル: 704.6KB)
HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ (PDFファイル: 1.3MB)
●医療従事者向け
リーフレット
医療従事者向けのリーフレット (PDFファイル: 1.7MB)
●平成9年度~平成19年度生まれの女性(キャッチアップ接種対象者)の方向け
(3)外部リンク
ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)【厚生労働省ホームページ】
9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について【厚生労働省ホームページ】
担当係(お問い合わせ)
子ども健康部保健センター 保健予防係
電話 0533-95-4801
この記事に関するお問い合わせ先
所在地:442-0879
愛知県豊川市萩山町3丁目77番地の1の7
電話番号:0533-89-0610
ファックス番号:0533-89-5960
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更新日:2025年10月23日