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豊川市 きらっと☆とよかわっ!
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所信表明(2期目)

更新日:2023年11月30日

令和5年11月30日

 本日、ここに、令和5年第4回市議会定例会の開会にあたり、お許しをいただきまして、2期目の市長就任のごあいさつと所信の一端を申し述べさせていただきます。
 私は、この度の市長選挙におきまして、市民の皆様を始め、各方面の方々の温かいご支援とご厚情を賜り、再び市政を担当させていただくことになりました。豊川市制施行80周年という節目の年に、引き続いての舵取りをお任せいただけることにつきまして、この上なく光栄に存じておりますが、初心に立ち返り、新たな決意を持ち、全身全霊を傾け市政運営に臨む覚悟でございます。
 市長1期目の4年間を顧みますと、就任間もない令和2年1月に国内で最初の新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、その感染拡大に翻弄される日々が続きましたが、国や県、医師会を始めとする関係機関と連携し、市民の皆様一人一人と力を合わせながら、様々な感染症対策や経済対策を講じてまいりました。そして、この困難な状況だからこそチャレンジ精神を持ち、マニフェストに掲げた取組の実現を目指し、多くの課題に対して全力を尽くし取り組んでまいりました。
 中でも、私が一丁目一番地と申し上げて取り組んだ八幡地区における大型商業施設の誘致については、交通安全と渋滞の対策として周辺道路などの整備を進め、今年4月、念願でありました、イオンモール豊川の開業を迎えることができました。これにより、3,000人以上の新規雇用や新たな賑わいが創出され、周辺自治体関係者からは、「豊川市は非常に元気がある」との評価をいただいております。この評価は、本市が進めてきた施策が着実に成果を出している証であり、これは、ひとえに議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力により成し得たものと感謝し、心から厚くお礼を申し上げるところでございます。
 さて、わが国の社会情勢を見ますと、今年4月に公表された国立社会保障・人口問題研究所による「日本の将来推計人口」では、少子化は想定を上回るスピードで進行しており、今から47年後となる2070年の総人口は現在の7割まで減少する見込みとされております。地方自治体においては、その影響を大きく受けます。少子高齢化が加速度的に進み、人口の減少率が著しく高い自治体では、老朽化が進んだ設備などの維持管理経費を捻出するため、水道料金を始めとする公共料金の値上げや行政サービスの縮小などを余儀なくされる事例が見受けられます。
 幸い本市においては、令和2年の国勢調査において、東三河8市町村の中で唯一、人口は増加いたしましたが、中長期的には人口減少が避けられない見通しとなっております。将来にわたって安定した行政サービスを提供していくためには、複雑化、多様化する社会的な課題やニーズを的確に捉え、新たな発想で施策を展開するとともに、定住を強く意識した働く場の確保や住みやすさの向上、少子高齢化に対応する取組など、持続可能で魅力あるまちづくりを着実に進めることが重要となっております。
 そこで、このたびの2期目の市長選挙にあたっては、「もっと元気な豊川をリードする」をキャッチフレーズに、1期目と同じく、3つの基本理念と10の戦略を掲げ、今回は50の提案で構成するマニフェストを市民の皆様にお約束いたしました。4年間という任期の中で、全ての提案を確実に実現するため、引き続き、「元気なとよかわ 子育てにやさしく 人が集うまち」を施策の柱として、強いリーダーシップを発揮し、誠心誠意取り組んでまいります。
 それでは、私がマニフェストで掲げました3つの基本理念ごとに、今後押し進める施策の一端を申し述べます。
【基本理念1 暮らしやすさ第一豊川市】
 基本理念の1つ目は、「暮らしやすさ第一豊川市」でございます。
 市民にとって必要な行政サービスを安定して提供するためには、急激な人口減少を何としても食い止めなければなりません。そのためには、生活の基盤を支える働く場の確保を始めとした人口増施策に積極的に取り組む必要がございます。
 また、持続可能なまちづくりを実現するためには、まちの活気とにぎわいを創出する産業・観光の振興が欠かせません。加えて、防災、防犯、交通安全といった安全・安心に資する取組や、市民が文化・スポーツに親しめる環境の整備などを推進し、まちの暮らしやすさを総合的に高めることが最も重要であると考えます。
 こうした課題意識に基づき、基本理念1では、【雇用の創出など人口増施策】や【産業・観光】、【安全・安心・基盤整備】、【文化・スポーツ】の4つの戦略により、毎年1,000人の社会増を目指してまいります。
 【雇用の創出など人口増施策】では、JR愛知御津駅の橋上化整備により、通勤客などの利便性を向上させるとともに、白鳥地区と豊川為当IC地区における新規工業団地の整備に向けた取組や、御津1区工業用地などへの企業誘致に向けたトップセールスを行うことで、雇用の創出を目指してまいります。あわせて、移住、定住に資する情報などを発信するシティセールスの取組として、「もっと、ずっと、豊川。」発信プロジェクトを展開いたします。
 また、住環境の確保に向けた施策として、市有地の宅地分譲化や新規土地区画整理事業の適地調査を進めてまいります。
 【産業・観光】では、商工会議所、商工会、農協との連携を更に強化するとともに、新産業の創出に向けたスタートアップ支援や、長沢地区土地改良事業の採択による農業基盤整備に向けた取組を進めてまいります。
 また、全国1位の出荷量を誇るとよかわバラを始めとする豊川ブランドについて、更なる全国PRを展開いたします。
 更に、豊川稲荷で令和8年に予定される午年開帳に向け、門前周辺の基盤整備を進めるとともに、ホテルやバンケットルームの誘致に向け、事業者に対する支援制度の創設などに取り組んでまいります。
 【安全・安心・基盤整備】では、今年6月に発生した線状降水帯に伴う大雨で、河川越水や内水氾濫による住宅の浸水や車両の水没など、様々な被害が発生したことを踏まえ、河川・内水氾濫危険箇所への監視カメラ設置を進めるほか、雨水浸透施設の整備や内水ハザードマップの作成を行うとともに、都市災害に強い無電柱化事業を推進いたします。
 また、交通安全対策として、自転車ヘルメット着用補助対象を児童・生徒及び高齢者から全年齢に拡大し、ヘルメットの着用促進に取り組みます。
 基盤整備といたしましては、市内に数多く残る暫定用途地域の解消により、土地の高度利用を促進するとともに、町内会からの要望が多いカーブミラーの設置やカラー舗装などを積極的に進める住民密着予算の拡充を実施してまいります。
 【文化・スポーツ】では、文化に関する取組として、地域における文化・学習活動の拠点である御油生涯学習センターの建替整備を実施するとともに、赤坂の舞台を始めとする地域伝統芸能の伝承を支える取組を進めてまいります。
 スポーツに関する取組としては、市内外からの参加者が多いリレーマラソンやシティマラソンへ著名なゲストランナーを引き続き招聘するとともに、充実した「おもてなし事業」を実施してまいります。
 更に、文化やスポーツの全国大会などの参加を応援する激励金を増額し、その活動に対する支援の充実を図ってまいります。
【基本理念2 子育て豊川応援団】
 基本理念の2つ目は、「子育て豊川応援団」でございます。
 今年6月に厚生労働省が公表した「人口動態統計」では、全国における昨年の出生数が、統計開始以来、初めて80万人を割り込み、過去最少を更新いたしました。子育て支援は、行政として積極的に取り組むべき施策であり、子育て世代の経済的負担などに配慮した子育て応援施策の更なる充実が必要と考えます。
 また、結婚・出産・子育て・教育といった段階に応じ、若者世代や子育て世代の希望がかなえられる取組を進めるとともに、高齢者や障害者などに配慮した包括的な支援により、全ての市民が住み慣れた地域で心豊かな生活を続けられる環境づくりが重要と考えております。
 こうした考えに基づき、基本理念2では、【子育て支援】や【教育】、【健康福祉】の3つの戦略により、日本一子育てしやすいまちを目指してまいります。
 【子育て支援】では、子育て世代の経済的負担の軽減を図るため、これまでの高校3年生世代までの入院医療費の無料化に加え、通院医療費の無料化を実施いたします。
 また、保育園・幼稚園の給食費を完全無料化するとともに、令和3年度から実施しているファーストバースデーお祝い金を4年間継続いたします。
 更には、老朽化の進む保育園について、民間を含む園舎の計画的な建替整備を推進するとともに、入園者が減少傾向にある幼稚園への入園に対する応援金支給制度を新たに設けてまいります。
 【教育】では、児童・生徒の学習環境の改善に向け、小坂井中学校において、老朽化が著しく進んだ校舎などの全面的な建替整備を実施するとともに、全小中学校における特別教室に空調設備を設置してまいります。
 また、学校教育活動の充実と教員の働き方改革の推進に向け、部活動外部指導者や学級運営支援員を増員し、更には、家庭環境などで困難を抱える児童・生徒の支援体制の充実に向け、スクールソーシャルワーカーを増員してまいります。
 そして、学校給食では安全・安心な地元食材の活用による地産地消を推進するとともに、給食費について物価高騰分を公費負担とすることで据え置きを行い、保護者負担の軽減に配慮してまいります。
 【健康福祉】では、高齢者向けの取組として、就業機会の提供につながるシルバー人材センターへの支援拡充を継続いたします。
 障害者向けの取組としては、障害を抱える市民の外出を支援する福祉タクシー等助成事業を拡充するほか、障害者サポート店舗に対する改修費助成制度を設け、外出機会に配慮した環境づくりに取り組んでまいります。
 また、重層的支援体制整備事業の相談体制充実に向け、コミュニティーソーシャルワーカーを増員してまいります。
 健康分野の取組としては、生涯を通じた歯科健診に向け、検査項目にパノラマ撮影を追加いたします。
【基本理念3 市民と創る協働と健全財政のまち】
 基本理念の3つ目は、「市民と創る協働と健全財政のまち」でございます。
 社会課題の複雑化や市民の価値観の多様化が進展する中で、持続可能なまちづくりを進めるためには、市民の皆様との協働が欠かせません。引き続き、町内会を始めとするボランティアなど、市民活動団体との連携が重要であると認識しております。また、市民活動団体のみならず、地元企業にも協働のまちづくりの一翼を担っていただけるような仕組みづくりが必要と考えております。
 加えて、地球温暖化による気候変動など、市民生活への影響を踏まえる中で、カーボンニュートラルに向けた取組の重要性を再認識するとともに、次代を担う子どもたちのために健全な財政運営の堅持が重要であると考えております。
 こうした考えに基づき、基本理念3では、【市民との協働】や【環境】、【行財政運営】の3つの戦略により、市民が主役となる市政を進めてまいります。
 【市民との協働】では、地域に密着した活動で重要な役割を担っていただいている消防団員や交通安全指導隊員、スポーツ推進委員について、更なる処遇改善を実施するとともに、築50年に迫る消防団長沢分団詰所の建替整備を実施いたします。
 また、行政にとって大切なパートナーであり、地域コミュニティの柱である町内会については、役員のなり手不足解消に向け、電子回覧板アプリ「結ネット」の導入支援を継続するとともに、様々な負担軽減策を検討し、実施をしてまいります。
 更には、ボランティアと地域貢献企業をマッチングするシステムを構築し、あらゆる主体が連携し合う協働のまちづくりを推進してまいります。
 【環境】では、市民向け太陽光発電を始めとする地球温暖化対策設備などへの補助を拡充するほか、次世代自動車購入費補助を実施いたします。
 また、事業所向けに省エネセミナーを開催し、省エネ対応を働きかけるとともに、公共施設においてLED照明による省エネ化や太陽光発電等再生可能エネルギーを活用するなど、カーボンニュートラルに向けた取組を推進してまいります。
 更には、鉄道利用者の利便性向上と低炭素社会の実現に向け、パーク・アンド・ライドを推進し、公共交通機関の利用促進に取り組んでまいります。
 【行財政運営】では、市民から信頼される行政経営を実現するため、職員の資質向上に向けた研修の充実を図るとともに、必要な部署への適正配置を進めてまいります。
 また、人口減少社会を踏まえた公共施設の総量削減を図るファシリティマネジメントの取組として、一宮地区公共施設再編事業を進捗させるとともに、老朽化が著しい本庁舎について、財源として有利な地方債である合併推進債などを活用しながら、建替整備を着実に進めてまいります。
 更には、将来の子どもたちの負担軽減を図るため、赤字地方債である臨時財政対策債の未発行を堅持しながら、マニフェスト事業を着実に推進するとともに、安定した財政運営に努めてまいります。
 以上、私のマニフェストに掲げた3つの基本理念に基づく取組について、その一端を申し述べさせていただきました。
 冒頭でも少し触れましたが、本市は、市制施行80周年を迎えました。市民投票により決定した80周年記念キャッチフレーズである「もっと、ずっと、豊川。」は、市内の中学生に提案いただいたもので、このキャッチフレーズには、豊川市が「もっと市民に愛されるまち、ずっと続くまち、市民に人気があって100年も続くまちになるように」という願いが込められており、私も同じ思いを持っております。
 任期中には、本市の長期的なまちづくりのビジョンを示す次期総合計画の策定を予定しております。このような時期に、市政を担う重責を胸に刻むとともに、市民のご支持とご期待にしっかりとお応えし、もっと元気な豊川を実感いただけるよう、議員各位、市民の皆様のお声を拝聴し、誠意と熱意を持って、私たちのまちの更なる発展に尽力してまいります。
 今後とも、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げ、所信表明とさせていただきます。

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