市長就任式

令和5年10月20日

　市長2期目の就任式にあたり、一言所信の表明をさせていただきます。
　登庁セレモニーでは、皆さんに笑顔で迎えていただきまして、感激もひとしおです。引き続き明るい風通しの良い職場づくりに励んでまいりたいと考えております。
　今回のマニフェストでは、3つの基本理念、10の戦略、そして50の提案を位置付けました。
　このマニフェストは市民の皆さまに約束した事項ですので、何としてでも成し遂げたいと考えているところでございます。
　まず、基本理念の1「暮らしやすさ第一豊川市」では、毎年1，000人の社会増を目指すとしております。人口の最低限の維持のためには、雇用の創出が必要だと考えますので、新規工業団地として白鳥地区、そして豊川為当インター付近をしっかりと位置付け実施してまいりたいと思っています。最終的には県の企業庁にお願いすることになりますが、約10ヘクタールの白鳥地区に対して、豊川為当インター地区もなるべく広い面積を確保できるよう担当に指示をしております。
　産業、観光の面では引き続き、商工会議所、4つの商工会、ひまわり農協などとしっかりタッグを組み、農業、商業、工業の振興に努めてまいりたいと考えております。観光面では豊川稲荷御開帳に向け、門前地区の再整備を位置付けさせていただきました。これは、令和8年に行われる午年御開帳に合わせ、門前を観光地としてふさわしい地域に育て上げていきたいというものです。
　また、今年の6月2日、3日には、大変な豪雨災害を受けました。安全安心の面では、河川等監視カメラの増設、内水氾濫ハザードマップの作成、そして雨水の浸透トレンチ管など、様々な施策を打ってまいりたいと考えています。
　基本理念の2「子育て豊川応援団」では、日本一子育てしやすいまちを目指しています。高校3年生世代までの通院医療費無料化、保育園幼稚園の給食の完全無償化を進め、そして、ファーストバースデーお祝い金は、私の任期中の4年間は継続させていただくという約束をいたしました。
　教育面では、教員の皆さんの働き方改革を行います。特に、中学校の部活動の指導等で非常に時間外勤務の時間数が多いという傾向が見受けられますので、部活動外部指導者などの活用、その他、様々な施策を行ってまいります。また、特別教室の空調の配備につきましても、早めに行っていきたいと考えているところです。
　また、福祉面では、障害者や高齢者の方々への施策も位置付けさせていただきました。
　基本理念3「市民と創る協働と健全財政のまち」では、市民が主役の市政を進めるとしております。
　町内会の役員のなり手不足が非常に顕著に現れておりますので、町内会電子回覧板「結ネット」を活用するなど、様々なメニューを研究し、役員の負担軽減に努めてまいります。
　環境面では、新年度予算等にできる限りの施策を打ち出しまして、早い時期にカーボンニュートラル宣言をしたいと考えております。「健全財政のまち」につきましては、市役所本庁舎について、基本構想ができ上がったところですが、合併推進債を活用して進めたいと考えています。また、赤字地方債である臨時財政対策債を未発行で進めたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
　私は、職員当時、企画課長として合併協議会の幹事を務めておりましたが、旧宝飯郡4町に対する施策としまして、一宮地区につきましては、公共施設の再編事業、音羽地区につきましては、長沢分団の詰所の建て替えと赤坂町の杉森八幡社の赤坂の舞台が無事承継できるよう進めてまいります。また、御津地区については、愛知御津駅の橋上化、そして、小坂井地区につきましては小坂井中学校の建て替えを着実に進めてまいります。
　私のマニフェストのキャッチフレーズは、前回は「元気な豊川をリードする」でございましたが、今回は、「もっと元気な豊川をリードする」です。豊川市が元気になるためには、職員の皆さんも元気にならなければなりません。そのために、冒頭に申し上げたとおり、引き続き、明るい職場づくりにはしっかりと努めてまいります。
　結びにあたり、職員の皆さんのチャレンジ精神を持った活動に今後も期待を申し上げまして、私の所信の表明とさせていただきます。