没後15年 平川敏夫展
更新日:2020年11月28日
郷土を代表する、日本画家の回顧展
大正13(1924)年に宝飯郡小坂井町(現:豊川市)に生まれた平川は、独学で日本画を習得して活躍した郷土を代表する日本画家です。戦後、創造美術展に初入選して以降、新制作日本画部、創画会を中心に活躍を続け雅趣に富んだ作品を発表しました。
台風の影響で樹皮や葉をはぎ取られ白骨化した樹木が翌年には力強く再生する姿に感動して描いた《白樹》以降、自然の生命力を樹や塔、波間に見出して生涯のテーマとしました。朱を基調として燃え立つような姿を情熱的に描いたのち、独自の白抜きの水墨世界へと華麗に画風を変遷させながら、常に一線で活躍し東海画壇を牽引しました。
本展では、郷土で制作活動を続け平成18(2006)年5月に逝去された平川敏夫の没後15年を節目として開催するもので、初期から晩年まで素描等を交えながら当館所蔵品で回顧します。
豊川河畔竹叢
会期
令和3年1月5日(火曜)から3月28日(日曜)まで
休館日
毎週月曜日
ただし1月11日(月曜 祝日)は開館
時間
午前9時から午後5時まで
会場
豊川市桜ヶ丘ミュージアム 美術常設展示室
入場料
無料
展覧会の問い合わせ先
豊川市桜ヶ丘ミュージアム
〒442-0064 愛知県豊川市桜ケ丘町79-2
電話 0533-85-3775