年度始め式

令和4年4月1日

　おはようございます。令和4年度の年度始め式にあたり、市長としての思い、一年間の方向性を述べたいと思います。
　新型コロナウイルス感染症の昨日の感染者数は、愛知県全体で約2,700人ということで、前週に比べ500人ほど減りましたが、東京都では感染力の強いオミクロンの変異株「BA・2」に置き換わってきており、大変心配な状況です。
　引き続き職場、家庭での感染対策には十分気を付けるとともに、新型コロナワクチンの3回目接種を職員一丸となって推し進めてくようお願いします。
　それでは、本題に入ります。先日、愛知県の松井副知事が東三河県庁での業務満了に伴いご挨拶におみえになったおり、豊川市の人口増に触れ、豊川市は大変元気があるとの評価をいただきました。
　私のマニフェストの基本理念1「暮らしやすさ第一豊川市」では、毎年1,000人の社会増を目指しておりますが、いよいよ令和5年3月にはイオンモール豊川（仮称）のオープンを控えており、東三河初の大型ショッピングモールとなります。その中には、約100平方メートルのアンテナショップ、チャレンジショップ、観光ブースを設けた施設を計画しておりますので、これらを有効に活用できるよう、イオンモールの集客力を生かしたアイディアを職員の皆さんで出していっていただきたいと思います。また、多くのお客さまに来ていただけると思いますので、市内を回遊していただき、それが東三河全体に波及するような形で今後も研究等をお願いします。
　また、愛知御津駅の橋上化に関する調査測量、消防署本署の建て替えの基本設計等の大型事業も続きますが、着実に進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
　基本理念2「子育て豊川応援団」の分野では、先週、豊川市保育協会の桜町保育園及び豊川市立音羽保育園の内覧に行ってまいりました。どちらも工夫を凝らした素晴らしい施設であり、保育環境向上につながるものと思います。
　また、総合保健センターについての計画も着々と進んでおります。
　私としては、若いお父さん、お母さんに豊川市に住んでみたいと思って選んでいただけるようなまちづくり、そして子育て支援をしっかりと進めていくことが、定住人口の増加につながるものと考えておりますのでよろしくお願いします。
　つづいて基本理念3「市民と創る協働と健全財政のまち」でございます。こちらにつきましては、令和3年度に交通安全指導隊員及びスポーツ推進委員の処遇改善を行いました。新年度は、消防団員の処遇を改善するため、災害出動手当を出動に応じた報酬に見直し拡充します。市民に密着した行政を取り扱う市町村としては、こういった団体の協力なしでは今後の市政を進めていくことができません。さらには、行政の最大のパートナーである町内会の課題解決に向けて、町内会アドバイザー派遣事業の継続を行います。また、町内会の負担軽減となるよう、電子回覧板の実証実験も行ってまいります。是非とも、皆さんの知恵をお借りしたいと思います。
　豊川市の職員数に関しては、多様化する住民ニーズに応えるため、また、働き方改革を進めるには一定の人員確保が必要と考えます。市長就任以後の第6次定員適正化計画では、令和3年度から5年間、保育士、保健師、消防士等の専門職を中心に120名の定員を増やしていく計画となっております。3月議会では、市長部局と教育委員会を合わせて36名の定数を増やす定数条例の改正を行っています。有効な人材を活用し、豊川市政を盛り上げていきたいと考えております。
　今後も、元気なとよかわをますます元気にするよう、皆さんのより一層の健闘を期待申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。