豊麗「文化・歴史」
現在の豊川市がある地域は、古くから人が住み始め、その歴史は二万年以上前の旧石器時代までさかのぼると言われています。江戸時代には稲荷信仰のもとで豊川稲荷が広く知られるようになり、東海道の御油・赤坂宿の宿場もにぎわいました。
まちのあちこちで、それらの歴史を今に伝える文化財と出合うことができます。
豊川稲荷
妙厳寺の境内に祀られた「豊川だ枳尼真天」の通称で、商売繁盛、家内安全の神として全国に信仰が広まりました。日本三大稲荷のひとつとされ、年間数百万人の参拝客が訪れます。
御油のマツ並木
東海道の松並木の代表的なものとして、昭和19年に国の天然記念物に指定されました。
現在では、約300本のマツが当時の面影を今に伝えています。
財賀寺の木造金剛力士立像
平安時代後期の作と言われ、仁王門とともに、国の重要文化財に指定されています。国の重要文化財の中では、奈良県の東大寺にあるものに次ぐ大きさです。(左が阿形、右が吽形)
三河国分尼寺跡史跡公園
当時の国分尼寺の姿を実感できるように中門及び回廊の一部を遺構の真上に実物大建物として復元をしてします。また、向かいにある三河天平の里資料館には、三河国分尼寺跡で出土した鬼瓦などが展示してあります。
赤坂の舞台
明治時代の農村舞台を今に残す「赤坂の舞台」では、年に一度、金沢歌舞伎をはじめとする歌舞伎公演を行っています。赤坂の舞台、金沢歌舞伎はともに、市の民俗文化財に指定されている歴史的財産です。
旅籠大橋屋
市指定文化財となっている大橋屋は、旧東海道の旅籠屋として平成27年まで営業を続け、市へ寄附された今でも、江戸時代の風情を残しています。
平和の像
諏訪にある市野球場の入り口付近に、天平時代の女性をかたどった平和の像が建立されています。大理石と御影石の4メートルの台座の上に建つ高さ3メートルのこの像は、深い哀愁の中にも平和への祈りを込めた尊い姿を表しています。
桜ヶ丘ミュージアム
平成27年1月にリニューアルした桜ヶ丘ミュージアムは、質の高い作品や資料を扱い、さまざまな展示イベントを行う、文化・芸術に出会える場所となっています。