町内会電子回覧板「結ネット」導入の実証実験
更新日:2023年8月4日
市では、新型コロナウイルス感染症及び町内会業務の省力化対策の1つとして、町内会の協力を得て、ICTを活用した電子回覧板「結ネット(スマートフォンアプリ)」の試験的な運用を実施しています。
今後は、利用者等のご意見をお聞きしながら、メニューや機能の選定、利用方法の改善など利便性の向上を図るとともに、その効果を研究していきます。
なお、実証実験は令和5年3月31日をもって終了し、令和5年度からは本格運用に移行します。
目的
多くの町内会が、新型コロナウイルス感染症の影響で会合やイベントの中止・縮小を余儀なくされるなか、感染予防を徹底しながらどのようにしてコミュニティ活動・運営をしたらよいのか苦慮しています。
また、昨今、多くの町内会が運営負担の増大、高齢化や共働き・定年延長に伴う役員の担い手不足、活動者の減少といった課題を抱えており、町内会活動の活性化を図るためには、運営負担の軽減を図るとともに、若い現役世代を含む新たな活動者を確保することが重要となっています。
そこで、こうした課題の解決に向けて、町内会が新しい生活様式を取り入れながら感染防止と地域活動の両立を図ることができるよう、スマートフォンやタブレットを活用した電子回覧板の試験的な運用を実施するものです。
電子回覧板導入のメリット
電子回覧板 メニュー画面例
- 町内会情報を迅速に伝達・収集することができ、回覧文書の作成・配布等に係る労力を削減できる。
- 緊急時の連絡(例:訃報連絡、急な事業中止)が容易にできる。
- イベント・行事の参加・不参加等の意思表明と確認を容易にできる。
- 協議事項に対して賛成・反対の意思表明ができ、会議等を開催せずに住民の意見集約を行うことができる。
- 災害時に自分の安否を知らせることができる。
- 身近な町内会情報(例:不審者、工事、防犯灯、ごみ)を住民同士で共有することができる。
- 閲覧確認機能を活用して高齢者の見守りができる。
- 外国語翻訳機能がある。
期間
令和3年7月1日から令和5年3月31日まで
参加目標
モデル地区町内会とその町内会加入世帯
- 令和3年度:約1,500世帯
- 令和4年度:約4,000世帯
内容
豊川市版・電子回覧板アプリ「結ネット」を作成し、これを活用して実際に町内会の情報発信等を行い、効果や課題等を検証する。
参加費用
無料※通信料のみ利用者負担
参加状況
令和4年度実績
町内会名 | 参加世帯数 | 導入率 | 町内会名 | 参加世帯数 | 導入率 |
---|---|---|---|---|---|
南山町内会 | 262世帯 | 72.6% | 為当町内会 | 291世帯 | 35.8% |
国府下町町内会 | 163世帯 | 59.9% | 西豊町内会 | 124世帯 | 35.1% |
古当町内会 | 139世帯 | 51.7% | 茶屋町内会 | 112世帯 | 28.5% |
樽井町内会 | 98世帯 | 50.3% | 四ツ谷2区町内会 | 143世帯 | 28.5% |
国府中町町内会 | 187世帯 | 48.6% | 平尾町内会 | 258世帯 | 27.2% |
光輝町内会 | 229世帯 | 46.5% | 本野町内会 | 286世帯 |
27.1% |
古宿連区 | 450世帯 |
44.4% | 高見町内会 | 94世帯 | 26.3% |
小田渕町内会 | 179世帯 | 44.2% | 上長山町内会 | 120世帯 | 21.8% |
白鳥町内会 | 141世帯 | 43.1% | 一宮町内会 | 381世帯 | 21.1% |
上宿町内会 | 397世帯 | 40.3% | 美園町内会 | 205世帯 | 21.1% |
赤坂台町内会 | 234世帯 | 37.6% | 久保町内会 | 65世帯 | 18.3% |
佐奈川町内会 | 48世帯 | 37.5% | 合計 | 4,606世帯 | - |
■令和4年度電子回覧板の検証結果を以下のとおり報告書としてまとめました。
令和3年度実績
町内会名 | 参加世帯数 | 導入率 | |
---|---|---|---|
1 | 国府下町町内会 | 78世帯 | 30% |
2 | 為当町内会 | 244世帯 | 30% |
3 | 白鳥町内会 | 106世帯 | 33% |
4 | 一宮町内会 | 343世帯 | 19% |
5 | 大木町内会 |
292世帯 | 24% |
6 | 茶屋町内会 | 98世帯 | 24% |
7 | 本野町内会 | 210世帯 | 20% |
8 | 小田渕町内会 | 140世帯 | 35% |
9 | 美園町内会 | 159世帯 | 16% |
10 | 四ツ谷2区町内会 | 106世帯 | 23% |
合計 | 1,776世帯 | - |
※大木町内会は令和3年度のみ参加
■令和3年度電子回覧板の検証結果を以下のとおり報告書としてまとめました。
令和3年度電子回覧板実証実験 報告書(PDF:805KB)
その他
町内会ICTボランティアの協力
町内会ICTボランティアの協力を得て、随時、地元説明会を開催
令和3年10月9日、10日の両日、本野町内会の地元説明会が本野公民館で開催されました。地域の防災ボランティア団体や福祉サロンのメンバーら約40人が参加し、高校生や大学生からなる「町内会ICTボランティア」のサポートを受け、アプリのダウンロードの仕方や利用方法を学びました。
サポートの様子(高校生)
サポートの様子(大学生)
「町内会等コミュニティ活動のICT化推進に関する協定」を締結
(1)「結ネット」活用に関する取組み
令和4年11月30日(水曜)、地域ICTプラットフォームサービス結ネットの活用促進のため、市と豊川市連区長会及び株式会社シーピーユーの3者で協定を締結しました。
詳しくはこちらをご覧ください
(2)スマートフォン活用に関する取組み
令和4年12月13日(火曜)、スマートフォンの活用促進のため、市とドコモショップ豊川店の2者で協定を締結しました。
詳しくはこちらをご覧ください
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