特定外来生物「オオキンケイギク」について
更新日:2024年4月26日
オオキンケイギクは「特定外来生物による生態系に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により「特定外来生物」として指定されており、栽培や保管などが原則禁止されています。
外来生物法についての詳細「日本の外来種対策」(環境省ホームページへリンク(外部リンク))
オオキンケイギクとは
オオキンケイギクは、北アメリカ原産のキク科の多年生草本で、日本へは1880年代に観賞用や緑化用に導入された植物です。現在では、野生化したものが全国各地に分布しており、豊川市内でも道路脇や河川敷などで生息が確認されています。
オオキンケイギクの特徴
- キク科多年生草本に分類されます。
- 成長すると高さが30センチメートルから70センチメートル程度になります。
- 5月から7月頃にかけて黄色の美しい花を咲かせます。
- 花は直径5センチメートルから7センチメートルくらいの大きさで、頭状花(茎の一番先に1つの花が付くもの)です。
- 葉は細長いへら状で、両面には荒い毛があり、葉の周囲はなめらか(鋸歯がない)です。
- 葉は花のそばにはつかず、茎の下の方につきます。
- 多年草で根が残っていると翌年に再び生えてきます。
生態系に関わる影響
- 非常に強靭な性質のため、定着すると在来植物との競合、駆逐が懸念されています。日本の在来種を追いやり、日本の風景を変え、生物多様性を損なう恐れがあります。
- 観賞用や緑化用に導入された植物ですが、外来生物法に基づき、平成18年2月から特定外来生物に指定されています。花が美しいため、除草の際にオオキンケイギクが残されていることがありますが、外来生物法に基づき駆除へのご協力をお願いします。
駆除の方法・ポイントについて
- 花が咲き始める5月上旬頃から駆除してください。花が満開になる頃にはたくさんの種ができています。
- 多年草であることや、地中に種子が残っていることから、根が残っていると再び生えてきますので、根ごと引き抜いてください。
- 除去した植物は、種がこぼれないよう市の指定ごみ袋に入れて、密閉し、枯らせてから可燃ごみとして処分してください。
- オオキンケイギクは種子が土の中で何年も生き残るため、簡単に駆除ができません。大変ですが、同じ場所で、翌年も続けて抜き取りを実施できると効果的です。
- 処分の際は、ごみ袋が破れないようご注意ください。厚手の可燃ごみ袋を使用したり、ごみ袋を二重にするなど対策をお願いします。
- 市の資源化施設には持ち込まないでください。