桜ヶ丘ミュージアムロビー展示(現在開催しておりません)
更新日:2018年11月9日
桜ヶ丘ミュージアムロビー展示・歴史ミニ企画展「江戸時代の柄鏡」(終了しました)
豊川市桜ヶ丘ミュージアム1階ロビーでは、現在下記の展示を行っています。
ぜひご覧ください。(観覧無料です)
展覧会詳細
平成29年12月10日(日曜)まで開催しています。
鏡が化粧道具として定着した平安時代以降、その形は円形が主流(円鏡)でしたが、室町時代後期に柄の付いた鏡が登場しました。これが柄鏡です。
円鏡から柄鏡への移り変わりは、単に柄が取り付いたという形態の変化だけでなく、鏡背の文様にこそ大きな変化をもたらしました。なぜなら、柄鏡は、円鏡の中心にあった紐を通す鈕が不要となったことから、制約無く、自由な文様を描くことができるようになったからです。それまでとは違った図柄が施されるようになり、特に、松竹梅・鶴亀・南天などの吉祥模様が好まれました。江戸時代後期になると高砂などの慶賀文字を大きく配した図柄も現れました。これは、柄鏡が婚礼道具の一つとして用いられたことが影響しています。江戸時代の鏡には、女性の顔を美しく映すだけでなく、その人の幸せを祈る役目もありました。
上記のような江戸時代の柄鏡を紹介する展覧会を、ロビー展示で2会期開催します(展示品は入れ替えます)。その後、一旦は撤収するものの、再び全点を出陳するかたちで歴史ミニ企画展(第5展示室)を開催します。
問い合わせ先
豊川市桜ヶ丘ミュージアム
〒442-0064愛知県豊川市桜ケ丘町79-2
電話:0533-85-3775
月曜休館