パブリックコメント「第2次生涯学習推進計画」テキスト版資料05-1
更新日:2013年1月4日
生涯学習に関する市民アンケート報告書(平成18年2月実施)
調査の概要
1 調査の名称
生涯学習に関する市民アンケート
2 調査の目的
本調査は、生涯学習を取り巻く環境の変化に対応した生涯学習推進計画改訂版を策定するにあたり、市民参加の計画策定を進めるため実施したものである。
3 調査対象
豊川市に居住する満20歳以上の計1,200人(男600人、女600人)
4 抽出方法
住民基本台帳により、単純無作為抽出
5 調査方法
質問紙による郵送法(配送・回収共)
6 調査期間
平成18年2月20日~3月6日
7 回収結果
回収数は454票で、回収率は37.8%であった。
8 その他
(1)平成13年実施のアンケートについては、同年10月に成人500人を対象とし、回収率は42.0%であった。
(2)比率はすべてパーセントで表し、小数点以下第2位を四捨五入して算出した。
そのため、合計は必ずしも100.0%にならないこともある。
また、構成比(%)は回答者数を基数として算出し、複数回答の設問の合計は100.0%を超える。
(3)本報告書の表、グラフ等の見出し及び文章中での回答選択肢は、本来の意味を損なわない程度に省略掲載している場合がある。
調査の結果
1 回答者のプロフィール
(1)性別
回答者の性別は「男性」が38.1%、「女性」が56.8%となっており、「女性」の割合が高かった。
前回(平成13年10月現在のアンケート調査結果をいう。以下同じ。)、前々回(平成7年10月現在のアンケート調査結果をいう。
以下同じ。)との比較をしてみても、同様の傾向を示している。
区分 | 回答者数(人) | ||||
---|---|---|---|---|---|
男性 | 女性 | 性別不明 | 合計 | ||
平成18年 | 人数 | 173 | 258 | 23 | 454 |
比率(%) | 38.1 | 56.8 | 5.1 | 100.0 | |
平成13年 | 人数 | 75 | 133 | 2 | 210 |
比率(%) | 35.7 | 63.3 | 1.0 | 100.0 | |
平成7年 | 人数 | 164 | 269 | 0 | 433 |
比率(%) | 37.9 | 62.1 | 0.0 | 100.0 |
(2)世代別
回答者の世代は、「70歳代以上」が23.1%と最も多く、次いで「60歳代」が22.9%、「40歳代」が16.3%、「50歳代」が14.1%の順になっている。
前回、前々回に比べて、「50歳代」以下の世代の回答者が減少し、「60歳代」以上の回答者が増加するといった高齢化傾向にある。
(3)職業別
回答者の職業について、今回の調査では、「会社員・公務員」を「事務系勤労者」「労働系勤労者」「管理職・会社経営」に、「農業・自営業等」を「商店・サービス業経営」「自由業(医師・弁護士等)」「農業」に細分化させて、業種がより細かくわかるようになった。
全体で「無職」の割合が最も高く、23.6%となっている。次いで、「主婦(夫)・内職」が18.1%、「パートタイマー」が13.4%、「事務系勤労者」が13.0%の順番となっている。
(4)小学校区別
小学校区別では、「牛久保小学校区」が8.4%と最も割合が高く、次いで「東部小学校区」が7.3%、「豊川小学校区」が5.9%、「中部小学校区」「八南小学校区」「国府小学校区」が5.7%の順となっている。
前回、前々回と比べて、「国府小学校区」「代田小学校区」「金屋小学校区」が減少しており、「東部小学校区」「牛久保小学校区」「平尾小学校区」は増加となっている。
2 生涯学習に対する意識
(1)生涯学習が大切だと思うか
生涯学習が大切だと「思う」と答えた人は83.9%と最も割合が高く、「わからない」が13.0%、「思わない」が2.4%であった。
前回、前々回に比べ、「思う」と答えた人が徐々に減少し、逆に「わからない」「思わない」と答えた人は増加の傾向にある。
(2)生涯学習を大切と思う理由
生涯学習が大切だと思うと答えた人に、その理由を最大2項目で選択を求めた。
多い順に上位5項目を挙げると
1 健康の維持・向上のため・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50.4%
2 自由時間(余暇)の活用や充実のため・・・・・・・・・・・・・49.9%
3 同好の仲間づくり、新しい人との出会いや交流のため・・47.5%
4 社会や文化への理解を深めるため・・・・・・・・・・・・・・・・24.1%
5 仕事をするための知識・技能を得るため・・・・・・・・・・・・12.6%
となっている。
前回と比較すると、「健康の維持・向上のため(50.4%)」が前回は4番目であったが、今回は割合が一番高くなっている。
その他の順番は前回と同様であった。
3 生涯学習の現状
(1)現在、生涯学習活動をしているか
現在、生涯学習と思われる活動をしているかの問いに、「している」と答えた人の割合は59.9%であり、「していない」は35.2%であった。
前回、前々回と比較すると、現在、何らかの生涯学習活動を行っている人が増加傾向にある。
(2)生涯学習活動の分野
現在、生涯学習活動を「している」と答えた人に、どのような分野に関するものかを最大3項目で選択を求めた。
多い順に上位5項目を挙げると、
1 健康づくりに関するもの・・・・・・・・・・・36.4%
2 趣味に関するもの・・・・・・・・・・・・・・・29.0%
3 スポーツ・レジャーに関するもの・・・・・・28.7%
4 情報通信に関するもの・・・・・・・・・・・21.7%
5 教育に関するもの・・・・・・・・・・・・・・・18.8%
となっている。
前回、前々回の結果と比較してみると、「健康づくりに関すること」「趣味に関すること」「教育に関すること」は大幅に増加しているが、「情報通信に関するもの」「美術・工芸・手芸に関するもの」「科学・教養に関するもの」「職業・資格に関するもの」「語学・国際理解に関するもの」が大幅に減少している。
(3)生涯学習活動の方法
現在、生涯学習活動を「している」と答えた人に、どんな方法での学習活動かをたずねた。
全体的な傾向では、
1 独自・個人・・・・・・・・・・・・・・・・・31.6%
2 団体・サークル活動・・・・・・・・・・・22.1%
3 市(町)の講座・教室・・・・・・・・・・21.3%
となっている。
今回、新たに設けられた「独自・個人」と答えた人の割合が最も高く、前回、前々回と比較して「民間の講座・教室」が大幅に減少し、「団体・サークル活動」「通信教育・放送教育」も減少傾向にある。
(4)生涯学習活動の場所
現在、生涯学習活動を「している」と答えた人にどんな場所での学習活動かをたずねた。
全体的な傾向として、
1 自宅・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24.6%
2 公民館・地区市民館・・・・・・・・・・・・・・22.1%
3 民間の施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19.9%
4 図書館・文化会館・勤労福祉会館・いかまい館などの公共施設・・・12.1%
となっている。
前回と比較すると、「自宅」で活動している人(20代、30代)の増加傾向、「公民館・地区市民館」で活動している人の減少傾向が著しい。
(5)生涯学習活動をしていない理由
生涯学習活動を「していない」と答えた人に、その理由を最大2項目で選択を求めた。
多い順に上位5項目を挙げると、
1 時間の余裕がない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51.3%
2 希望するものを学べる機会がない・・・・・・・21.9%
3 何を学んでよいかわからない・・・・・・・・・・・・16.9%
4 一緒に行う仲間がいない・・・・・・・・・・・・・・16.3%
5 講座などの学習情報が不足している・・・・・11.3%
となっている。
前回、前々回と同様に「時間の余裕がない」が最も割合が高かった。
また、「希望するものを学べる機会がない」「一緒に行う仲間がいない」「学習の必要性を感じない」が増加傾向にある。
4 今後の生涯学習への要望
(1)学習情報の分野
どんな分野の学習情報を望んでいるか、最大2項目で選択を求めた。
多い順に上位4項目を挙げると
1 市の講座・催物などの長期予定表・・・・・・・・・・・・・42.5%
2 地域の催物に関する情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28.4%
3 カルチャーセンターなどの民間の講座・催物の情報・・23.8%
4 団体・サークルの催物や活動情報・・・・・・・・・・・・・・20.9%
となっている。
前回、前々回とほぼ同様の傾向を示している。
(2)学習情報を得る方法
市の生涯学習情報を得る方法としては、何が重要かについて回答を求めた。
全体的な傾向として
1 市広報の掲載内容の充実・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48.4%
2 生涯学習ガイドブック等情報誌の充実・・・・・・・・・・・・・18.3%
3 インターネットやホームページ等を活用した情報の提供・・11.7%
4 わからない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9.9%
5 公共施設ごとに学習情報コーナーを設ける・・・・・・・・・・・ 3.5%
となっている。
前回、前々回と比較すると「市広報の掲載内容の充実」が減少傾向にある反面、「生涯学習ガイドブック等情報誌の充実」「インターネットやホームページ等を活用した情報の提供」が増加傾向にある。
(3)市の講座・教室の大切な点
市が開催する講座や教室について、大切な点を最大2項目で選択を求めた。
多い順に上位5項目を挙げると
1 都合のよい時間帯に学ぶことができる・・・・・・・・・・・・46.0%
2 たくさんの種類があり、希望のテーマの選択ができる・・38.8%
3 近くの施設で学習できる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37.2%
4 継続して学ぶ機会がある・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17.0%
5 わからない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10.8%
となっている。
今回の質問では「安い費用で学習できる」を除いたため、全体的に増加しているが、「託児や手話の用意がある」については減少している。
(4)今後、学びたい学習分野
今後、学びたい分野について、最大3項目で選択を求めた。
多い順に上位5項目を挙げると
1 健康づくりに関するもの・・・・・・・・・・・・・37.4%
2 情報通信に関するもの・・・・・・・・・・・・・25.6%
3 趣味に関するもの・・・・・・・・・・・・・・・・・22.7%
4 スポーツ・レジャーに関するもの・・・・・・・・22.0%
5 美術・工芸・手芸に関するもの・・・・・・・20.5%
となっている。
前回と比較してみると、今回新たに設けた「学びたいものはない」を除き、ほぼ同様の傾向を示しているが、「福祉に関するもの」「趣味に関するもの」「生活・実用に関するもの」「語学・国際理解に関するもの」は著しく減少傾向にある。
(5)学習のための施設の充実
今後、学習のための施設の充実について、最大2項目で選択を求めた。
多い順に上位6項目を挙げると
1 公民館、地区市民館などの身近な施設を改善する・・・・・・・・44.1%
2 文化会館、勤労福祉会館、一宮生涯学習会館(旧一宮町文化会館)、いかまい館などの既存施設を改善する・・・・ 29.7%
3 自然と親しめる施設を増やす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16.5%
4 学校開放を促進し、学校と地域で共用できる施設をつくる・・・14.8%
5 スポーツ施設を増やす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14.5%
6 生涯学習センターなどの学習活動の拠点をつくる・・・・・・・・・・13.2%
となっている。
「文化会館、勤労福祉会館、一宮生涯学習会館(旧一宮町文化会館)、いかまい館などの既存施設を改善する」が著しく増加傾向にある反面、「子どもや女性が活動できる施設をつくる」「自然と親しめる施設を増やす」「各種施設に情報コーナーを設けるなど情報機能を充実する」は減少傾向にある。
(6)生涯学習講座の講師・指導等をしてみたいか
今後、知識や技能を生かして、生涯学習講座の講師・指導等をしてみたいかという問いについて、「思わない」と答えた人は82.6%、「思う」と答えた人は10.4%であった。
