豊川市公共施設中長期保全計画

本市では、多くの公共施設が築30年以上を経過しており、今後の人口減少等により厳しい財政状況となることが予想されるなか、計画的な修繕・更新を行う目的で平成28年8月に豊川市公共施設中長期保全計画を策定しました。それから5年が経過し、本市の現状及び将来の見込みを踏まえて時点更新を行う必要が生じたので、令和3年度に豊川市公共施設中長期保全計画を豊川市公共施設等総合管理計画に併せて改訂しました。

本市では、これまで人口の増加に伴う市民サービスの向上などを図るため、様々な公共施設の整備を進めてきました。これらの公共施設の多くは、築30年以上を経過しており、今後もその施設数は増加していきます。逆に、財政状況は、人口減少等により厳しい状況となり、維持費用が十分に確保できなくなる可能性があります。このような背景から従来の不具合が生じてからの修繕を行う事後保全的な施設の管理方法を見直し、重要な部位の耐用年数から、計画的に修繕・更新を行う予防保全の考え方を取り入れた施設管理へと移行することで、施設の長寿命化を図り、財政負担の軽減や平準化につなげていくことを目的に、公共施設中長期保全計画を策定しました。

市民からのご意見や情報を求めるため平成28年6月20日（月曜日）から平成28年7月19日（火曜日）までパブリックコメントを実施しました。

豊川市では、公共施設中長期保全計画の策定に向けて、豊川市ファシリティマネジメント推進会議を開催します。会議では、各施設を所管する各課の意見を集約し、学識経験者も交えながら、今後の市としての方針設定を行っています。

豊川市ファシリティマネジメント推進会議の内容を、「豊川市ファシリティマネジメント公共施設中長期保全計画ニュース」として策定しました。会議は、全4回の開催を予定しており、今後も報告させて頂きます。このニュースは、広く市民の皆さんに知って頂くことを目的に発行しています。身近な公共施設を含めた、豊川市の公共施設全体のあり方を市民の皆さんと共に考えていきたいと思います。今後ともご愛読頂ければ幸いです。