「やさしい日本語」職員研修会を実施しました!
更新日:2022年9月13日
豊川市には52カ国約7,160人(令和4年8月1日現在)の外国人市民がいますが、市で通訳の対応ができる言語は、ポルトガル語、英語、中国語、ベトナム語に限られています。
外国人市民と円滑なコミュニケーションを図るためには、母語で対応することも大切ですが、簡単な日本語なら理解できる外国人市民も多くいることから「やさしい日本語」の活用にも力を入れる必要があります。
そこで、市では、外部講師を招き、「やさしい日本語」の必要性について職員の理解促進を図るための研修会を実施しました。
昨年度までは新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンラインでの開催でしたが、今年度は3年ぶりに対面式で開催することができました。
研修概要
日時
令和4年8月31日(水曜)午後1時30分から午後3時30分まで
講師
地域国際化推進アドバイザー
崔 英善(チェ ヨンソン) 先生
- 地域国際化推進アドバイザー: 多文化共生、国際交流・協力に係る専門知識・経験を有する方で、一般財団法人自治体国際化協会に委嘱される。希望する自治体等に派遣され、必要な情報、適切な助言・ノウハウの提供などを行う。
内容
「やさしい日本語」とは?や必要性などを事例を挙げながら、窓口対応や災害時などで使える「やさしい日本語」の表現方法を学びました。また、日本語を母語としない先生ならではの経験談など、とても興味深いお話をしてくださいました。
受講者からは、「実際の例文や事例を交えて講義をしていただいたので、具体的に何がやさしい日本語なのか理解できた」「外国籍市民の方々には「はっきり・短く」言うことが重要である点はこれからの業務で生かしたい」「様々な場面を想定して、外国人の目線でやさしい日本語を考えることができた」などの感想がありました。
「やさしい日本語」とは
普段使われている言葉を外国人にもわかるように配慮した簡単な日本語のことで、災害時等で外国人にどうやって情報を伝えるかという目的で考え出されたものです。また、外国人に限らず高齢者若年者にもわかりやすい表現とされ、窓口対応などさまざまな場面に応用されています。
「やさしい日本語」例
窓口等で使う表現 | 窓口等で使う表現を「やさしい日本語」にした場合 |
---|---|
無料 |
0円 |
年号は西暦で |
令和4年→2022年 |
高台 |
たかいところ |
炊き出し |
ごはんをくばる |
研修会の様子
研修会の様子
デモンストレーションで発表
グループワークで演習に取組む
